ぜんぶ困惑!都内「初見殺しの交差点」5選 罠だろコレな右折レーン 矢印出てるのに“進めない”!?

矢印信号が出てるのに「進めない!?」

●都道450号新荒川葛西堤防線 本木一丁目交差点(足立区)

 首都高C2中央環状線は、小菅JCT以北で荒川左岸沿いの高架を進み、そのままS1川口線となって東北道へ通じています。この荒川左岸沿いの高架下には、都道450号が片側2車線を基本に整備されています。

 ところがこの都道450号は、ところどころで右車線が右折専用レーンになったり、首都高の入口になったりして、気の抜けない道路としても知られています。そしてとくに“ヤバい”のが、西行きの「本木一丁目」交差点です。

 この交差点部分の道路は片側2車線が確保されていますが、右側車線は「右折・直進レーン」となっており、かつ信号のパターンは「直進矢印」「右折矢印」の組み合わせなのです。

 そのため右側車線の先頭に右折車がいるとき、直進したい後続車は左側車線を走るクルマの切れ目での車線変更が求められますが、ここはそもそもクルマの流れが早く、ゼロ発進での車線変更は難しいものがあります。

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本木一丁目交差点。中央の本線の右側は「右折・直進レーン」かつ、直進と右折の矢印信号で処理される(植村祐介撮影)。

 そしてそのまま信号が右折矢印になったとき、先頭の右折車の後ろに直進車が残ったままだと、進めるのは先頭の右折車だけで、3台目以降に並ぶ右折車は「右折矢印が出ているのに進めない」ということに。さらにそうした状況で取り残された右折車の後ろに直進したいクルマが付いてしまうと、今度はつぎの信号で「直進矢印が出ているのに進めない」ことになるのです。

 都道450号を走るときは、左側車線を基本とし、交差点手前では他車の動きに注意しましょう。

※ ※ ※
 
 ここに挙げたのはごくわずかな例で、東京都内にはわかりにくい交差点がほかにもあります。

 こうした交差点でもし間違えた車線に入ってしまっても、とりあえずそのまま進み、大回りになってもあらためて目的地を目指しましょう。あわてての車線変更や急ブレーキは事故のもとです。

【了】

【え…】かなり初見殺しな都内交差点5つ(写真)

Writer: 植村祐介(ライター&プランナー)

1966年、福岡県生まれ。自動車専門誌編集部勤務を経て独立。クルマ、PC、マリン&ウインタースポーツ、国内外の旅行など多彩な趣味を通し積み重ねた経験と人脈、知的探究心がセールスポイント。カーライフ系、ニュース&エンタメ系、インタビュー記事執筆のほか、主にIT&通信分野でのB2Bウェブサイトの企画立案、制作、原稿執筆なども手がける。

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