ここは本当に貨物駅だったのか!? 「うめきた」に街が出現 消えゆく鉄道の記憶

大阪駅の北側にあった梅田貨物駅の跡地は、「うめきた2期」再開発事業として大規模開発中です。8か月ぶりに空撮すると、ビルと公園が竣工間近となり、この場所が貨物駅であったことが過去のことになりつつありました。

消えていく鉄道の記憶

 筆者は5月、ヘリコプターでうめきた2期の再開発地域に到達しました。北街区と南街区に分かれた敷地では、それぞれ高層ビルが建設中で、南街区の方が完成に近いように見えました。

 上空から見ると、そこはもう街。ということは、貨物駅であった名残が消えていくことを意味します。長年地上にあった梅田貨物線の線路はとっくに消え、うっすらと細長い土地の空間が廃線跡だと分かる程度でした。

 また、地下化直前にはにぎわった西梅田一番踏切の跡も、どこが踏切だったのか分かりにくくなっていました。梅田貨物駅の東西を結んでいた北梅田地下道も閉鎖となり、地上に仮設歩道ができていました。敷地全体を見渡せばまだまだ地面の茶色が目立ちますが、あっという間に公園と建物が整備されていくことでしょう。

 うめきたは高層ビルだけでなく緑も多いエリアとなって、人々の憩いの場が充実します。

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大阪駅の大屋根を手前に、一足先に開発された「グランフロント大阪」と、建設中のうめきた2期の敷地(2024年5月22日、吉永陽一撮影)。

 うめきた2期「グラングリーン大阪」は、9月の先行まち開き後も、ビルと街並みが整備されて、2027年春にグランドオープンを迎えます。

【了】

【写真】梅田の廃線跡 消えた大踏切は今

Writer:

1977年、東京都生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業後、建築模型製作会社スタッフを経て空撮会社へ。フリーランスとして空撮のキャリアを積む。10数年前から長年の憧れであった鉄道空撮に取り組み、2011年の初個展「空鉄(そらてつ)」を皮切りに、個展や書籍などで数々の空撮鉄道写真を発表。「空鉄」で注目を集め、鉄道空撮はライフワークとしている。空撮はもとより旅や鉄道などの紀行取材も行い、陸空で活躍。日本写真家協会(JPS)正会員、日本鉄道写真作家協会(JRPS)会員。

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