ドイツ生まれの「最新ニコイチ戦車」どこがイイ? 実はメリット盛り盛りの“超コスパ良しタンク”だった

ドイツのラインメタル社が、このたび開催されたユーロサトリ2024に2種類の最新戦車を展示していました。ただ、一方は明らかに既存戦車の派生型。しかし、その方が商機があるのかもしれません。

世界中の「レオパルト2」ユーザーが潜在顧客に

「パンター・EVO・アップグレード」は、その名前にアップグレードとあるように、これまである資産を改良して活用するのが狙いです。ラインメタル社の説明によれば「レオパルト2」を運用する国であれば容易かつ短期間でKF51にアップグレードできるため、新型戦車を導入するよりもコストパフォーマンス(費用対効果)に優れるそうです。

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無人砲塔を装備したKF51-U。通常のKF51と比べて砲塔が小さくなっており、乗員はすべて車体側に配置されている(布留川 司撮影)。

「レオパルト2」はドイツが開発・生産する戦車ですが、運用はドイツだけに留まりません。ヨーロッパに限っても、オーストリア、オランダ、ギリシャ、スペイン、スイス、ノルウェーなどがあり、それ以外の地域を見渡してもトルコやインドネシア、シンガポール、チリ、カナダなど、採用国は世界中に存在しています。

 KF51自体は新型戦車であるものの、その一部を現役戦車へのアップグレード用パーツとして提供できれば、これら「レオパルト2」を運用する国々を潜在的な顧客として捉えられるようになります。

 また、運用国から見ても、現役戦車のアップグレードという方法はメリットがあります。「パンター・EVO・アップグレード」は車体を流用することで、兵站や乗員教育などの運用面でも従来戦車と一部共有化できるため、運用コストの削減や配備までの時間短縮が可能になります。ラインメタル社では、「パンター・EVO・アップグレード」と「レオパルト2」の消耗部品は共有化されていることから、2種類の戦車をひとつの部隊で同時に運用することも可能だと説明していました。

【後ろ姿は?】ドイツ生まれの「ニコイチ戦車」をイッキ見(写真)

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