ズラリ並んだ「外国軍艦」世界中から横須賀に集結! いったい何が? さながら季節外れの国際観艦式

2024年8月19日、観艦式などの特別行事を除くと前例のない光景が神奈川県の横須賀港に広がっていました。それは外国軍艦が多数入港し、海上自衛隊の基地に接岸したというもの。しかも米軍側には強襲揚陸艦まで寄港していました。

イタリア空母に帆船まで来日

 このうち「アオテアロア」、「バンクーバー」、そして「バーデン・ヴュルテンベルク」はインド太平洋地域でのプレゼンスを強化するため、長期展開を実施中です。特に国連安保理決議により禁止されている北朝鮮籍船の瀬取り(洋上での船舶間の物資の積替え)を含む違法な海上活動に対する警戒監視活動が重要な任務のひとつとなっています。

 また「バーデン・ヴュルテンベルク」は、短時間で横須賀基地を離れましたが、艦隊を組んでいる補給艦「フランクフルト・アム・マイン」と共に20日から25日にかけて、東京都お台場にある東京国際クルーズターミナルに接岸します。

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アメリカ海軍の強襲揚陸艦「ボクサー」(深水千翔撮影)。

 一方、22日にはイタリア海軍の空母「カヴール」とフリゲート「アルピーノ」が横須賀基地に、さらに25日午後には同国の練習帆船「アメリゴ・ヴェスプッチ」も東京国際クルーズターミナルに入港する予定です。

 次々と来日する予定の外国艦艇。翻ると、それだけ各国がアジア太平洋地域を重視するようになった証左だといえるでしょう。

【了】

【日本じゃないみたい】これが外国軍艦がズラリと並んだ横須賀基地の様子です(写真)

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1988年生まれ。大学卒業後、防衛専門紙を経て日本海事新聞社の記者として造船所や舶用メーカー、防衛関連の取材を担当。現在はフリーランスの記者として活動中。

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