同じ「はやぶさ」何が違うの!? 最少の新幹線「H5系」 これからも“激レア”であり続ける?

JR北海道が保有する新幹線車両H5系。独立した形式としては日本で最も少なく、2024年時点では30両しか存在しません。見た目は東北新幹線のE5系によく似ていますが、違いはどこにあるのでしょうか。

見えない箇所での差は?

 E5系は東海道新幹線N700系に次いで、曲線での速度向上のために空気ばね台車の制御による車体傾斜を取り入れました。傾斜角度は1.5度で、N700系の1度より大きく、新幹線で最高角度です。半径4000mの曲線でも最高速度320km/h運行できるのですが、一部を除いて東北・北海道新幹線の最急曲線は4000mですから、大半の区間を最高速度で走れる性能を持つ、超高性能車両といえます。

 そして、H5系は2016(平成28)年の北海道新幹線新青森~新函館北斗間の開業時に登場した系列です。車両の性能としてはE5系新幹線のU29編成以降と同一ですが、青函トンネルでの連続下り勾配を一定速度で走行できるよう抑速ブレーキを装備しています。ただし現在ではE5系のU1~U28編成にも抑速ブレーキが装備されたため、その部分での差はなくなっています。

 また、普通車の最前列と窓側のみにコンセントがあったE5系に対して、H5系は全席にコンセントが設置されています。必要な電力を確保するために、天井照明には消費電力が少ない発光ダイオード(LED)を採用し、灯具の形もやや異なります(E5系U29編成からはH5系と同じ仕様)。

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H5系は全席にコンセントが設置されている(安藤昌季撮影)。

 H5系は、見た目や内装部分でも「北海道への旅の序章として、その先の旅への想いを奏でる~Prologue of the North Experience~」をコンセプトに、独自性を打ち出しています。外観の帯部分がライラックやラベンダーをイメージした「彩香パープル」(E5系は「はやてピンク」の帯)となり、ロゴマークもE5系の「ハヤブサ」に対して、H5系は北海道に似た形をした「シロハヤブサ」です。

 ちなみにE5系のロゴは1・10号車だけですが、H5系は3・5・7号車にもロゴが付いており、JR北海道車としての個性を示しています。

【写真】誰やキミ!? 見慣れない車両が東北新幹線を走った

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