戦闘機が今もズドドド!!ってタマ撃つ必要ある? ミサイル時代にも「ガンポッド」 見た目ジャマでも欠かせない理由
現代におけるガンポッドの用途とは・
現状最新鋭の第5世代ステルス戦闘機では、アメリカ空軍のF-22が右翼の付け根に20mmガトリング砲を内蔵しています。F-35では空軍のA型が25mm機関砲を内蔵しているものの、海兵隊のB型と海軍のC型にはなく、胴体下部にガンポッドを増設するようになっています。
現行のアメリカ軍の戦術においては、まず戦闘初期にステルス性を活かしてウェポンベイの爆弾やミサイルで敵戦闘機やレーダー施設、対空陣地を無力化します。こうして航空優勢を確保したのち、ガンポッドを含む外装兵器を使用して軍事施設を攻撃、あるいは機銃掃射を行うとなっており、全てのミサイルを撃ち尽くした後の最終手段というよりは、対地攻撃用という傾向が強くなっています。
結局、軍用機が大きく進化しても、すべてをまかなう万能の搭載兵器というものはない、ということでしょう。その用途は少しずつ変わっても、ガンポッドはいまだに必要とされているといえます。
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