戦闘機が今もズドドド!!ってタマ撃つ必要ある? ミサイル時代にも「ガンポッド」 見た目ジャマでも欠かせない理由

戦闘機が翼の下などにぶらさげている大きなコンテナが機関砲の「ガンポッド」。空力性能や機動性を犠牲にしているとしか思えないガンポッドを、昔はともかく現代の軍用機でも捨てられない理由を紐解きます。

大型爆撃機や地上攻撃用に活用

ドイツ軍のメッサーシュミットBf109の基本設計は、主翼に機銃を内蔵しない代わりに、プロペラシャフトを貫通して弾丸を発射するモーターカノンを主力兵器としていました。ところが当初は振動など技術的な問題が解決できず、初期型はコックピット前方に内蔵した13mm機銃しか装備できませんでした。

そこで主翼の設計を工夫して翼内に機銃を収納するなど改良が重ねられ、ようやくF型で20mmまたは30mm機関砲のモーターカノンが実用化します。その代わりに翼内の機銃は廃止されました。しかし、大型爆撃機対策のため機関砲の増設が求められた結果、この後のG型では主翼に20mmのガンポッドや爆弾、ロケット弾を装備するようになりました。

 また、スツーカの愛称で知られる急降下爆撃機Ju87も、地上の装甲車両攻撃用に後付けのガンポッドが活用された機体でした。

Ju87は第2次世界大戦初期の電撃戦で猛威を振るいましたが、1942年後半には旧式化していました。それでもドイツ軍は後継機を開発するよりJu87の改良を選びます。物量で戦局を巻き返す旧ソ連軍に対抗するため、主翼の下に37mm機関砲のガンポッドを搭載したJu87Gが1943年春から東部戦線に投入されました。

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Ju87「スツーカ」に搭載された37mm対戦車機関砲ガンポッド(画像:パブリックドメイン)。

 ただ、外装の爆弾や燃料タンクとは違い、飛行中に切り離せないガンポッドは常に大きな空気抵抗をもたらすため、Ju87Gの操縦は非常に困難だったといわれます。しかし、そうしたデメリットを忍んで運用され、Ju87のエースであるルーデルなどが、大戦後期の東部戦線で旧ソ連の戦車を相手に少なからぬ戦果をあげています。

【すごい閃光と煙!】試射される戦闘機搭載用ガンポッド(写真)

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