ここができれば「超便利!」 群馬の新たな高速「上信道」最大のボトルネック未開通部もりもり建設中! ついに関越道接続へ

群馬の新たな東西軸となる「上信道」が、関越道直結を果たすための未開通部の建設が進んでいます。ここができれば利便性が大きく高まる見込みです。その工事も大規模なものでした。

今は「掘って掘って掘りまくれ!?」

 2024年9月現在、渋川西バイパスは跨道橋や擁壁といった主要構造物は、おおかた完成といったところ。目下、道路本線の“掘削”が行われています。

 この新設部は大きく掘割構造の「切土区間」と、「盛土区間」に分かれ、切土区間はすでに架かっている跨道橋から道路を見下ろす形になります。

 切土区間は、掘り下げが進んだところ、あまり進んでいないところを比較できる段階にあり、「あそこまで掘り下げるのか……」と、その掘削量の膨大さを実感できます。まず真ん中から掘って重機のルートを確保したうえで、周りを掘り進めていくプロセスもうかがえました。

 その切土区間の発生土は、約12万立方メートルにも及びます。当初はそれを盛土区間へ流用する予定でしたが、一部、路床や裏込土に適さない材料であったため、県内の他の道路事業や圃場整備にも流用するなどしているそうです。

 群馬北部の地形は、利根川に向かって深い谷となっているのが特徴です。周辺の道路もかなりの急勾配が見られます。渋川西バイパスの新設部はアップダウンもあるものの、掘割構造によって勾配は最大でも5%ほどに抑えられます。

 なお、上信道の大部分は県が主体となって整備されていますが、この渋川西バイパスは、国道17号のバイパスに位置付けられていることもあり、国土交通省の直轄で行われています。開通は2025年度の予定です。

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上信道として開通済の金井バイパス(乗りものニュース編集部撮影)。

 ただ、上信道の中ほどに位置する「吾妻東バイパス」(計15km)については、2024年2月に開通延期が発表され、2029年度の予定となりました。上信道の事業化区間で最も西の「長野原嬬恋バイパス」(約8.5km)も同年度の開通が予定されています。事業化されている区間およそ50kmが全線開通を迎えるのは、少なくともあと5年ほどかかりそうです。

 上信道の整備により、渋川伊香保ICと草津温泉のあいだの所要時間は、整備前の91分から62分まで短縮される予定です。

【了】

【これ全部掘るの!?】「上信道」の概要&“気が遠くなりそうな”工事現場(地図/写真)

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