空飛ぶレーダー基地「皿回さなくなります!」新型機の塗装が完了! 就役も間近に! 英空軍

背中の板で判別するタイプ。

“皿を回す”E-3「セントリー」の後継機

 イギリス空軍は2024年10月19日、実働部隊に配備間近のE-7「ウェッジテイル」早期警戒管制機(AEW&C)の塗装を終了したと発表しました。

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E-7「ウェッジテイル」の前に空中管制機として従事していたE-3「セントリー」(画像:イギリス空軍)。

 E-7「ウェッジテイル」はボーイング製737-700旅客機をベースにした機体です。特徴として機体上面にマルチロール電子スキャンアレイ(MESA)センサーを搭載しており、敵の攻撃が及ばない戦線の後方でパトロールしながら航空戦を指揮する役目を持つ、早期警戒管制機と呼ばれる機種です。空飛ぶレーダー基地ともいわれます。

 イギリスはこの機体を、老朽化し退役したE-3「セントリー」の後継機として3機購入することが確定しており、最終的には5機になる可能性もあります。

 なお、以前のE-3「セントリー」は、胴体上部にレーダーなどのセンサー類の入った大きな円盤状の装置を取り付けていますが、今回のE-7「ウェッジテイル」は細長い板状のタイプとなっています。

【了】

※一部修正しました(10月23日19時00分)。

【板が乗ってる!?】これが、イギリス空軍のE-7「ウェッジテイル」です(写真)

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