JRきっぷ、謎の「■■■■□□□□・・・・」法則性あるの?「__」の意味とは
JRのきっぷ券面に「■□・」の記号が記載されていることがあります。一方、「__」(下線)のみの場合も。これらは何を意味しているのか、法則を解説します。
なぜ記号の印字が必要なのか
乗車券にこうした記載がなされるのは、東京~博多間のうち、東京~熱海間、米原~新大阪間、新下関~博多間の3区間で、新幹線と在来線とで運行会社が異なるためです。
東京~熱海間と米原~新大阪間の新幹線はJR東海の管轄ですが、在来線(東海道本線)はそれぞれJR東日本とJR西日本の管轄です。そして新下関~博多間の新幹線はJR西日本の管轄ですが、在来線(山陽本線・鹿児島本線)の管轄は下関駅を境にJR西日本とJR九州となっています。利用客がどのような経路かつ列車で移動しているのか、検札の際に手早く判断するための工夫といえるでしょう。
なお、東京~熱海間と米原~新大阪間は、新幹線と在来線で運賃が同額であるため、東海道新幹線経由の乗車券で並行する東海道本線に乗れますが(逆も可)、新下関~博多間はJR西日本とJR九州とで運賃が異なるため、新幹線と在来線のどちらを利用するのか経路を指定のうえ、乗車券を購入しなければなりません。2024年10月現在は、在来線の方が160円割高です。
ちなみに上記の3区間に関係ない、東北新幹線などの乗車券には、特急券などと同様に「__」(下線)のみが記載されます。
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