停電は正常 新幹線を地震から守る「3つの柱」

万が一に備えた線路

 地震に対する新幹線の高い安全性を実現している「3つの柱」のふたつめは、「脱線・逸脱を防止する対策」です。

 新幹線に乗っていて、レールの内側に黒い板のようなものが続いているのを見たことはないでしょうか。これは「脱線防止ガード」と呼ばれるものです。地震発生時、揺れで車輪がレールから外れそうになってもレールとその脱線防止ガードで車輪を挟み込む形になり、脱線を防ぐ効果があります。

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「脱線防止ガード」と「逸脱防止ストッパ」の概略図(資料:JR東海)。

 また新幹線の車両にも地震対策で「逸脱防止ストッパ」が装備されてます。もし脱線してしまっても、車両に装備された逸脱防止ストッパが脱線防止ガードやレールに引っかかり、線路から車両が逸脱して大事故になるのを防ぐものです。

 これらの対策は2004年に発生した新潟県中越地震で上越新幹線の列車が脱線したものの、車両がレールに引っかかり大事故にならなかったことなどを受けて、新たな地震対策として実施されました。

 「3つの柱」の最後は、「線路や高架橋などの耐震補強」です。高架橋の柱を鋼板で巻いたり、柱と柱のあいだにX字状の筋交いを入れるなどして揺れに備えています。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道ライター、イラストレーター。「鉄道」や「旅」に関する執筆活動や絵本の制作を行っているほか、鉄道車両のデザインにも携わる。子供の頃からの旅鉄&撮り鉄で、日本国内の鉄道はJR・私鉄の全線に乗車済み。完乗駅はJRが稚内で、私鉄が間藤。メインは「鉄道」だが、基本的に「乗りもの」好き。

 
    
 
    

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