整備新幹線決定から41年 未だ見えぬ全線完成

開業予定は整備計画決定から62年後

 整備新幹線のうち、東北新幹線は2010(平成22)年12月4日に八戸~新青森間が延伸したことにより、整備計画の決定から約37年で全線が開業しています。また東北新幹線で、整備新幹線に含まれるのは盛岡~新青森間だけです。東京~盛岡間は全幹法以前に計画が動いていたため、含まれません。

 福岡市と鹿児島市を結ぶ九州新幹線(鹿児島ルート)についても、2011(平成23)年3月12日に博多~新八代間が開通したことにより、整備計画の決定から約37年4ヶ月で全線が開業しました。

 青森市と札幌市を結ぶ北海道新幹線はすでに全区間で建設が始まっており、完成の目処が立っています。

 鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)によると2014年10月1日現在、そのうち新青森~新函館北斗間の用地買収率は96%、工事着手率は100%。新函館北斗~札幌間については用地買収率が1%、工事着手率が7%です。開業はそれぞれ2015年度、2035年度の予定。つまり全線開業は整備計画の決定から62年後、ということになります。

 ただ残りふたつの整備新幹線については、整備計画の決定から41年を経た現在でも、不透明な部分が残っています。

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コメント

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6件のコメント

  1. 整備され便利になるのは良いことだが、過去の高度経済成長期で人口減の不安の全くなかった時代の政策をまるまる引き継ぎ、国民に後に直接的には見えない間接的な税負担をごまかし的に追加請求だくはやめてもらいたい!!

  2. 秋田へ行く路線図が間違ってますね

    • 図にある福島~山形~秋田のルートは基本計画で告示された奥羽新幹線のルートであって、整備されたルートとは異なりますので誤解のないように。
      また、実際に整備された山形・秋田新幹線は法的には新幹線では無く在来線となります。

  3. 茨城だけ通ってないのか…

    • 東北本線と同じように古河市を通ってますよ。

  4. あと北海道は苫小牧方面もいくルートあったのか