渋滞緩和につながるか 首都高C2にエスコートライト設置 3号で効果

首都高C2中央環状線の外回り扇大橋付近に、「エスコートライト」が設置されました。この場所は上り坂で無意識に速度が落ちやすく、渋滞ポイントになっています。

先行設置の3号渋谷線では効果が持続

 首都高速道路はC2中央環状線の外回り、扇大橋付近の600m区間に「エスコートライト」を設置。2016年3月9日(水)午前6時から使用を開始しました。

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「エスコートライト」の新たな設置場所と運用イメージ(画像出典:首都高速道路)。

「エスコートライト」は、クルマを進行方向へ導くように光る装置です。登り坂や、下り坂から登り坂にさしかかる「サグ」では、無意識に速度が落ちてしまうクルマがあります。交通量が多いとそれが渋滞の原因になることから、クルマを前へ誘導するように道路側壁の「エスコートライト」を光らせ、それにつられる形で速度を維持しながら走ってもらおう、というものです。

 今回設置されたC2外回りの扇大橋付近は、江北JCTを過ぎた先の登り坂における速度低下で、渋滞がほぼ毎日発生。夕方の激しいときは5号池袋線と接続する板橋JCTまで延びるほどです。そこで「エスコートライト」を設置し、クルマの流れを少しでもスムーズにするというねらいがあります。

 首都高によると、「エスコートライト」の設置は2例目。最初に導入された3号渋谷線の下り池尻付近では、最大通過台数が約3%増えるという効果が続いているそうです。

 また、3月中旬にはC2の内回り千住新橋付近にも設置予定であるほか、山手トンネル内の登り坂などでも導入が検討されています。

【了】

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コメント

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2件のコメント

  1. それもそうだが中野長者橋付近のザグ部分にあるオービスの解消を求む。あれが事実上の渋滞の原因。

  2. 首都高のみならず、全国の自専道のサグや登りで展開してほしいです。追い越し車線増設より効果的みたいですし。