日本唯一!「普通鉄道の交差点」に行ってみた 名古屋の端っこで使われ続けるのはなぜ?
愛知県を中心に私鉄第3位の総営業距離を誇る名鉄には、日本唯一のものも複数あります。その1つが、鉄道の路線同士が直角平面交差、いわゆる「ダイヤモンドクロッシング」。現地へ行き、実物を見てきました。
普通鉄道で1か所のみ「ダイヤモンドクロッシング」とは?
さまざまな鉄道路線が営業している日本。大きな駅に行くと、多数の線路が並行して並び、互いに行き交う光景を目にします。
しかし、一般道の交差点のように、鉄路と鉄路が平面交差する、いわゆる直角に交わる「十字路」のようなものはほとんど見かけません。とはいえ、世界的には普通にあり、鉄道業界ではこのような交差は「ダイヤモンドクロッシング」と呼ばれています。
とはいえ、日本に全くないわけでもありません。安全性やダイヤなどの面から、国内において使われているのは路面電車(軌道)で2か所、普通鉄道で1か所のみです。
この、普通鉄道で唯一存在するというのが名古屋市港区を走る名鉄(名古屋鉄道)築港線の一角になります。そこで、筆者(鈴木伊玖馬:乗りもの好きライター)は、この「日本唯一の場所」に足を運んでみました。
名鉄は愛知県を中心に営業している大手私鉄で、JRを除いた、いわゆる私鉄の中では第3位の総営業距離を有する大企業です。基幹路線となる名古屋本線は愛知県の豊橋駅を起点に、岐阜県にある名鉄岐阜駅までを接続。その他にも、名鉄名古屋駅から犬山周辺を接続する犬山線、名古屋から中部国際空港をつなぐ常滑線などを運行しています。
その常滑線の途中駅である大江駅(名古屋市南区)から、東名古屋港駅(名古屋市港区)までを東西に結ぶのが名鉄築港線です。名鉄築港線上にあるのはこの2駅だけであり、路線距離はわずか1.5kmのみです。
ダイヤモンドクロッシングは東名古屋港駅から東に350mほど進んだ地点にあり、南側の道路の奥から伸びてくる線路と交差しています。ただ、近くには踏切もあり、これが今も使われている線路だというのを感じさせます。





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