世界の空狙う黄金の鷲 軍用機で飛翔図る韓国航空産業 米軍・空自の導入可能性

アメリカ空軍が韓国製の機体を導入する?

 とはいえ、懸念材料がないわけではありません。戦闘機パイロットの候補生が、戦闘機の前段階で操縦訓練を行う機を「戦闘機導入練習機(LIFT)」と呼びますが、実のところT-50は「LIFTとしては高性能過ぎ」て、性能は劣るものの安価なライバルに、やや苦戦を強いられています。

 それでもT-50は、韓国空軍をはじめインドネシア空軍などいくつかの国が導入しており、また戦闘機型FA-50も「F-16など本格的な戦闘機は高すぎるものの、とりあえず手軽な戦闘機が欲しい国」によって興味が示され、すでにフィリピンへの導入が開始されており、イラクへの輸出も決まっています。

 そしてT-50にとって最大のチャンスが、アメリカ空軍のノースロップT-38「タロン」超音速練習機の後継機となる「次期練習機選定(T-X)」です。T-Xは2017年度に開始される予定であり、米・ロッキード・マーチン社はKAIと共同でT-50のLIFT仕様であるTA-50を提案するとみられ、有力候補のひとつになっています。

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T-38「タロン」超音速練習機。「タロン」とは爪、特に猛禽類のそれを意味する(関 賢太郎撮影)。

 T-50は、元々その開発においてロッキード・マーチン社が協力しており、同社が飛行制御システムや戦闘システムなど、電子機器やソフトウェアを提供しています。そしてロッキード・マーチン社は、今年中に実用化される見込みの米空軍次世代戦闘機F-35A「ライトニングII」の開発メーカーでもあります。

 したがって、元々高性能なTA-50の飛行制御ソフトウェアを書き換えることにより、F-35Aそっくりな飛行特性を再現したり、またF-35Aの戦闘システムをシミュレートすることで、飛ばすだけでも大金の掛かるF-35Aを使わなくてもリアルな戦闘訓練が可能である点など、ほかのT-X候補よりもいくつかの点において有利であるとみられます。

 アメリカ空軍の外国製練習機導入はすでに前例があり、例えば初等練習機レイセオンT-6「テキサンII」は、もともとスイスのピラタス社製PC-9を米国内でライセンス生産したものです。そのためTA-50は韓国製ながら、採用の可能性は十分にあり得るといえます。

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コメント

5件のコメント

  1. ひどい記事。著者が不勉強すぎる。
    空自が導入する可能性はゼロ。韓国製という理由だけではない。
    現在、空自では超音速練習機を使用せず、複座戦闘機を使用する。事実、現用のT-4は亜音速機。
    したがって、空自がT-50などの超音速練習機を導入する理由が存在しない。
    米国がT-50を候補にしているのは、超音速練習機の需要が少なく、機種が限られているため。
    さらに、T-50はLM(ロッキード・マーチン)が技術支援をしているのだから、LMが米空軍向け専用機を開発する可能性まである。導入予想機数を考えると十分にペイする。
    「航空軍事評論家」なら、そのくらい知っていて当然のはずだが。

  2. ちょっと気になったので・・

    >慰安婦問題など外交上の懸念も存在しています

    この問題は昨年末に日韓両国の間で、「最終的かつ不可逆的」に解決しています。
    メディアでこのような発言をされるのは如何なものかと。

  3. 妄想で記事書いてんじゃねーよ

  4. 日本も以前は超音速練習機を保有していました
    しかも国産で。三菱T-1(支援戦闘機バージョンがF-1)という機体です
    この機体の引退後は、教育課程の変更で超音速練習機でなく現用機の複座型を使用しています

    ですので日韓関係どうこうとかは関係なく、日本が超音速練習機を採用するとは無いと思います

  5. この記事の筆者は、少々知識不足かつ頭がおかしいようでw
    このとんでもないウィドウメイカーを、練習機に採用することは、先進国ではあり得ないと思いますがね。