本数は極限まで少ない!? 神奈中バスの名物「レア路線」相次ぎ廃止に 「そんなルートあったの!?」ばかり

神奈中バスでは、東京都内と神奈川県内の路線の一部で休止や廃止の意向を表明しています。そのほとんどが“レア路線”ですが、どれだけレアなのでしょうか。

運行終了の対象は8路線

 2024年5月末、神奈川中央交通(神奈中バス)は神奈川県生活交通確保対策地域協議会に対して、次の8つの路線の退出(休止・廃止)の意向を申し出ています。これらの路線は運行回数が少なく、1日1回だけ運行している路線が大半を占めています。

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2024年12月中の運行終了を予定していた神奈中バスの「厚94」(2024年12月、柴田東吾撮影)。

平54 平塚駅北口~小田急通り~本厚木駅南口

厚94 厚木バスセンター・本厚木駅~荻野運動公園~宮の里

町73 青葉台駅→成瀬コミュニティセンター→町田バスセンター

町82 町田バスセンター・町田ターミナル~町谷原~つきみ野駅

市02 長津田駅~恩田住宅~市が尾駅

桜84 相模原駅北口~南大沢駅~聖蹟桜ヶ丘駅

南01 南町田グランベリーパーク~東名横浜町田インター~若葉台中央

淵24 淵野辺駅~鶴川駅~登戸

●平54 平塚駅北口~小田急通り~本厚木駅南口

「平54」は2024年12月14日(土)限りで運行を終え、最終日には臨時便が運行されました。JR東海道線の平塚駅と小田急小田原線の本厚木駅とを結ぶ路線は数多くありますが、「平54」は本厚木駅付近で迂回して小田急線の線路と2回交差するルートが特徴でした。

●厚94 厚木バスセンター・本厚木駅~荻野運動公園~宮の里

「厚94」は、本厚木駅から北部の郊外にある住宅地、宮の里までを結ぶ路線の1つです。体育館、競技場、テニスコートやプールなどを備えた萩野運動公園を経由するものの、2024年時点では土曜日の朝に本厚木駅→宮の里間、夕方に宮の里→厚木バスセンター間が1回ずつ運行されるだけです。運行距離は本厚木駅発が9.1km、厚木バスセンター行きが8.8kmあり、片道30分ほどかけて走っています。

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