外環道「関越ー東名」いまどうなってるの? トンネル工事“ヤマ場”に突入 しかし見えない開業時期

全線が地下トンネルとなる外環道「関越ー東名」区間の工事で、各種トンネル掘削とともにもう一つのヤマ場となる“地中拡幅”工事が始まります。全体としてはどう進捗しているのでしょうか。開業時期はまだ、見えません。

ランプトンネルも絶賛建設中!――とも言えない!?

 このほか中央道と接続する中央JCTの北側「Aランプ・Hランプ」、大泉JCTの「Fランプ」が掘進を完了。東名JCT「Aランプ」と中央JCT南側の「Bランプ・Fランプ」のシールドはそれぞれ2024年から掘進中です。中央道JCTの北側2ランプは、接続すべき本線のシールドトンネルがないまま、その到達をしばらく待つことになります。

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両側が青梅街道IC予定地の確保済みの用地。奥が青梅街道(乗りものニュース編集部撮影)。

 並行して各JCT地上部の各種ランプの建設も進められていますが、メインとなる地下区間については、陥没事故現場付近の地盤補強工事が進み、本線トンネル2本の掘進が再開すれば、一定のメドがつく……とも言えない状況があります。

 というのも、用地買収が半分も進んでおらず、着工可能な面積がゼロというところが存在するからです。それが前出した「青梅街道IC」付近です。地上と本線との間に2本のランプシールドを構築します。

 この関越-東名間は途中ICが2つあり、その一つ「東八道路IC」は中央JCTとセットで構築されています。対して、もう一つの「青梅街道IC」は、大泉JCTと中央JCTのあいだに唯一単独で整備されるICです。周辺地域だけでなく、北多摩の大幹線である青梅街道を通じて広い範囲の高速道路アクセス向上に寄与するでしょう。

 しかし、用地取得率は2024年3月末時点で47%(買収・区分地上件含む)と、進捗は芳しくありません。現地ではいまも建設反対の幟が翻っています。

 大幅に遅れている青梅街道ICですが、国土交通省の担当者は「あくまで本線と同時供用を目指す」としています。用地確保後、2本のランプシールドを構築し、さらに2か所の地中拡幅を行って本線と接続するため、かなり時間がかかりそうです。この工事が全体の工期に大きく影響する可能性があります。

【え、全然進んでないとこが…】外環道「関越ー東名」のいま(図/写真78枚)

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