『ガンダム』で地上戦用兵器を繰り出してくるジオン軍「どこでテストした!?」実は秘密にやる方法があった!? その理由とは

アニメ『機動戦士ガンダム』では、スペースコロニー国家であるジオン公国が地球に降下し、潜水艦や航空機で各地を攻撃します。円筒状で数キロしかないコロニーで試験できるとは思えませんが、どうやって実用化したのでしょうか。

ジオン軍 やたら潜水艦とか大型機多くない?

 アニメ『機動戦士ガンダム』の劇中では、宇宙のスペースコロニーが本拠地であるジオン軍には、地球専用兵器が多数存在します。例えば潜水艦「マッド・アングラー」や、モビルアーマー(MA)「グラブロ」のような海中兵器、主力戦闘機「ドップ」、空中空母と言える大型輸送機と爆撃機を兼ねる「ガウ攻撃空母」などです。

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現実では史上最大の大きさを誇る潜水艦であるロシアのオスカー級原子力潜水艦。同級で最も大きい「ベルゴロド」は全長184mだがガンダム世界の「マッド・アンクラー」は全長が360mもある超大型潜水艦となっている(画像:ロシア国防省)。

 前述した通り、ジオン軍は長さ30~40km、直径6.5km程度の円筒型宇宙都市「スペースコロニー」を領土とします。この程度の広さで、潜水艦や航空機のテストができるとは考えにくいです。

 公式設定では「潜水艦は地球制圧時に連邦軍から接収し、改造して使用している」「航空機はコンピューターシミュレーションで設計しているため、奇抜なデザインのものが多い」とされていますが、違和感はあります。というのも、人型機動兵器であるモビルスーツ(MS)には、試験型と称するものが複数存在しているからです。宇宙世紀の進んだ科学力でも、各種兵器のテストは必要だと考えられます。

 なお、宇宙世紀0079年の3月から開始された地球侵攻作戦で、ジオン公国は5大陸全てに降下部隊を送り込み、要所を制圧しています。これにはMS以外にかなり地上用兵器が必要になると思われます。

 連邦軍が反撃に転じた、戦争開始から11か月後のオデッサ作戦時の欧州・中央アジア方面のジオン軍は総兵員数90万人で、航空機を1900機以上保有したとされていますが、わずか数か月で試験なしの見切り発車で、これほどの空軍を短期間で作り上げるのも厳しそうです。どうやったのでしょうか。

 そこから考察した結論として、ジオン公国には「地球連邦から離脱したい旧国家」が協力していた可能性が考えられます。この場合、秘密裏に航空機の試験も可能ですし、占領も容易です。さらに鹵獲潜水艦隊をすぐに戦力化することも可能でしょう。

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