新大阪から“万博”直結! まもなく“暫定開通”する阪神高速「淀川左岸線」ここまでできた! 今だけの“珍構造!?”

大阪万博に向けた道路整備のなかでも大規模かつ特殊なものといえるのが、阪神高速「淀川左岸線(2期)」の暫定供用です。将来の高速道路の「できたところ」を使ってバスが走ります。現地はどのような様子なのでしょうか。

もう少しでバスが走れる状態だった!

 十三小橋の下流側の歩道を進むと、見えてくるのは、地面に開削トンネルの躯体を埋め込んだような形状の淀川左岸線(2期)本線です。下流方向となる海老江JCT方面に目を移すと、十三大橋と対をなすように連続するアーチが特徴的な「NTT十三専用橋」の向こうで新十三大橋の下から地上に現れる淀川左岸線(2期)の造作がよくわかります。

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当座の終点となる、新大阪駅に近い豊崎ICのイメージ図(画像:阪神高速道路)

 こちらも本体の工事はほぼ終わっていて、各2車線幅の上下線には、シャトルバス走行用に1車線分だけがペイントで描かれ、あとは照明など付帯設備の工事を残すだけという状況に思われました。とはいえ、空を見ながら走るのはあくまで“暫定”で、完成時の本線には天井が設けられ、さらにその上に堤防が整備される形で、全てトンネル構造となります。

 なお十三小橋のすぐ隣には、国道176号現道の高架下の道と淀川堤防をつなぐ「浜中津橋」が架けられていました。この橋は19世紀にイギリスから輸入された「日本最初の鉄道用トラス桁」を転用したという由緒ある橋でしたが、この橋は淀川左岸線(2期)の工事にともない、撤去されています。

 さて、この淀川左岸線(2期)は上流側の豊崎IC(仮称)までの路線となりますが、先に述べたように、その先には淀川左岸線延伸部がつながり、全線開通時には門真JCTで近畿自動車道、第二京阪道路と接続する予定です。

 大阪の都心部や名神高速を通らずに神戸方面と京都方面との連絡、さらには八幡京田辺JCTから建設中の新名神を経由した名古屋方面への連絡など、完成の暁には、その果たす役割は大きなものとなりそうです。

 ちなみに3月9日(日)には、この淀川左岸線(2期)の現場公開イベント「淀川左岸線(2期)サイクル&ウォーク」が開催されます(受付は終了)。

【やっぱり珍構造】”できかけ”で暫定開通する淀川左岸線(地図/写真)

Writer:

1966年、福岡県生まれ。自動車専門誌編集部勤務を経て独立。クルマ、PC、マリン&ウインタースポーツ、国内外の旅行など多彩な趣味を通し積み重ねた経験と人脈、知的探究心がセールスポイント。カーライフ系、ニュース&エンタメ系、インタビュー記事執筆のほか、主にIT&通信分野でのB2Bウェブサイトの企画立案、制作、原稿執筆なども手がける。

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