【空から撮った鉄道】新幹線にも“廃線”があるの…? 激レアスポット「新幹線・在来線の合流地点」

東北と九州には、軌間の異なる新幹線と在来線の合流地点があります。現役の合流地点として青森県の新中小国信号場、役目を終えた場所として熊本県の新八代駅を紹介します。

この記事の目次

・かつては寝台特急や快速「海峡」などもバンバン走っていた

・目についた高架橋の「白さ」

・博多開業までの暫定運用 その後は?

・新在合流は今後、増えるか

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かつては寝台特急や快速「海峡」などもバンバン走っていた

 新幹線の路線どうしの分岐はJR東日本管内に集中しています。その模様は以前、こちらで紹介しました。それら以外にも合流地点は存在し、現役では青森県の新中小国信号場、廃止になったものでは熊本県の新八代駅のアプローチ線があり、双方とも新幹線と在来線連絡のための施設です。なお、武雄温泉駅での西九州新幹線と長崎本線との新在乗り換えは、すでに西九州新幹線の記事で紹介しているので割愛します。

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北海道新幹線の標準軌(中央の2線)と在来線の狭軌が合流する部分。よく見ると線路幅の違いが分かるだろう。この地点は北海道新幹線建設まで、両サイドの線路しかなかった。新幹線の線路が敷設されてジャンクションとして完成されたといえよう(2021年5月26日、吉永陽一撮影)。

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Writer:

1977年、東京都生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業後、建築模型製作会社スタッフを経て空撮会社へ。フリーランスとして空撮のキャリアを積む。10数年前から長年の憧れであった鉄道空撮に取り組み、2011年の初個展「空鉄(そらてつ)」を皮切りに、個展や書籍などで数々の空撮鉄道写真を発表。「空鉄」で注目を集め、鉄道空撮はライフワークとしている。空撮はもとより旅や鉄道などの紀行取材も行い、陸空で活躍。

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