耐光性200年!? キヤノンが大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF PRO-G2」など4種類を3月中旬に一挙発売!

キヤノンは大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF(イメージプログラフ)」シリーズなどの新製品4種類を、2025年3月中旬に発売すると発表しました。

インクジェットプリンター4種を一挙に発表!

 キヤノンは2025年2月26日、大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF(イメージプログラフ)」シリーズなどの新製品4種類を、2025年3月中旬に発売すると発表しました。

 新たに発売されるのは大判インクジェットプリンターでハイアマチュアフォトグラファー向けA3ノビの印刷に対応する10色顔料インク搭載モデル「imagePROGRAF PRO-G2」と、特大容量タンク「GIGA TANK(ギガタンク)」を搭載したビジネス向けインクジェットプリンター「GXシリーズ」の新製品、インクジェット複合機「GX7130」およびインクジェットプリンター「GX5130」、ビジネスインクジェットプリンター「TRシリーズ」の新製品で手軽に持ち運べるモバイルプリンターの「TR163」です。

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「imagePROGRAF PRO-G2」はハイアマチュアフォトグラファー向けでA3ノビの印刷に対応している(画像:キヤノン)

「imagePROGRAF PRO-G2」は、作品を長期にわたって鑑賞・展示したいというフォトグラファーのニーズに応えるプリンターで、新顔料インクによって耐光性を大幅に強化し、長期保存が可能な作品づくりを実現。耐光年数は従来機種の60年から200年へと大幅に進化。また、光沢紙と半光沢紙への印刷時は、インクに新たに添加したワックスによってこすれにも強く、印刷後の作業時にも傷がつきにくいと言います。

 また、光沢紙と半光沢紙への印刷では、透明インクの「クロマオプティマイザー」が光沢を均一化して、照明や見る角度などに左右されない写真本来の色を忠実に再現した高品位な印刷が可能とのことです。

 製品梱包(こんぽう)材には段ボールやパルプモールドを使用することでプラスチック排出量を削減するなど、環境負荷の低減も両立しています。

コンパクト設計で配置の自由度が高い2種類と持ち運び可能な1種

 インクジェット複合機「GX7130」およびインクジェットプリンター「GX5130」は、高画質かつ低コストでのビジネス文書印刷に加えて、コンパクト設計による設置場所の自由度が強みといい、小規模オフィスや個人事務所における業務の生産性向上を支援するとしています。

 両製品はエコノミーモード時にブラックボトル1本分でA4紙約9000ページ分、カラーインクボトルの場合は2万1000ページ分にわたる大量印刷に対応しています。給紙カセットも1段あたり最大250枚の普通紙を格納できるため、用紙補充の手間が削減できるそうです。

 背面給紙トレーは窓付き封筒やポスター、ラベル紙など幅広い用紙に対応しており、店舗などでの各種制作物を印刷する際に役立つとしています。

 また、全色で顔料インクを採用しているため、印字部分にマーカーを引いてもにじみが出にくいほか、「バーコード・モード」では、バーコードやQRコードの印字部のつぶれを低減し、読み取り精度を高めることに寄与しています。

 モバイルプリンターの「TR163」は、本体サイズ幅約322mm、奥行き約185mm、高さ約66mmで重さは約2.1kg。営業活動や保守サービス業、訪問診療などさまざまな仕事の現場で求められる文書を外出先で印刷できるものです。

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モバイルプリンターの「TR163」は、Wi-Fi ダイレクト接続で外出先でも高品位な印刷が可能だ(画像:キヤノン)

 外付けバッテリー(別売り)を装着すれば、屋外の作業現場など電源確保が難しい場所での使用も可能なほか、モバイルバッテリーなどからのUSB給電にも対応しているとのことです。

 また、従来機種よりもWi-Fi接続性とセキュリティー性能を強化しているため外出先での利便性と安全性を向上していると言います。

 さらに、オフィスや家での印刷と遜色のない高品位なプリントを可能としており、文字をくっきりと読みやすく印刷する顔料ブラックインクと、写真などを色鮮やかに表現できる染料カラーインクを採用した5色ハイブリッドインクシステムに対応。A4までの文書と写真両方の高画質印刷を実現しているそうです。

 発表された4商品は全てオープン価格となっています。

【画像】配置の自由度高い! キヤノンの新製品を見る!

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