座席凄ッ!! 中国版「グランクラス」に乗ったら日本と違いすぎました…。鉄道っぽくない体験の連続
中国の高速列車ではほとんどの列車で、日本の新幹線でいう「グランクラス」にあたる「ビジネスクラス」が設定されています。しかし、このビジネスクラスを利用してみたところ、「グランクラス」とは結構違いがありました。
ここまで至れり尽くせりだとは…。
まず、駅の入り口からビジネスクラスには専用のドアが設けられていて普段は混雑する入り口を利用する必要がありません。さらに、入り口を入るとすぐに保安検査のゲートが用意されていて、待つことなく検査を受けることができます。
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受付カウンターで本人確認と乗車券の発券が行われたのち、番号札を受け取り案内されたのはラウンジです。ここでは飲み物やスナック類がセルフサービスで提供されています。そして、着席したテーブルで番号札を置きます。発車時間の10分ほど前になると案内係が来てくれるためです。
案内係が来たら、一緒にラウンジを出てホームに向かいます。中国の鉄道駅ではホームごとに異なる改札口が設けられていますが、そこではすでに乗客の列ができていて改札が始まるのを待っています。
改札は発車時間の数分前にならないと始まりませんが、ビジネスクラスの乗客はその列には並ぶことなく、また改札の開始時間とは関係なく、改札口の脇にある有人ゲートを通ってホームに向かいます。その方法は空港で行われている、旅客機の優先搭乗に似ています。
案内係と一緒に改札口を通過後、ホーム上のビジネスクラス乗車位置まで案内されました。ここで案内係とはお別れとなり、あと数分で到着する列車を待つことになります。
到着した列車はドアが開くと下車する乗客に続き、客室乗務員が下りてきます。今度はその乗務員の案内で席に向かいます。発車後は、すぐに客室乗務員が飲み物の注文を聞きに来ます。
ビジネスクラスではミネラルウォーター、コーラ、オレンジジュース、紅茶、緑茶が無料で提供されます。飲み物と一緒にビジネスクラスを意味する商務座と書かれたスナック菓子のパッケージを受け取ります。このパッケージもビジネスクラスだけのサービスです。また、乗る時間帯によっては食事の希望を聞かれます。筆者が乗車した列車では鶏肉と豚肉の2種類から選べるとのことでした。
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