エアバスがヘリを“ドローンキラー”化へ! 次世代の「対ドローン兵器」構想を公開 ベース機体はカワサキも開発に関わったやつ!?

エアバス・ヘリコプターズは2026年6月10日、H145M多用途ヘリコプターに先進的な対無人機(C-UAS)迎撃システムを統合する構想を発表しました。

いったいどのようにドローンを撃墜する?

 エアバス・ヘリコプターズは2026年6月10日、H145M多用途ヘリコプターに先進的な対無人機(C-UAS)迎撃システムを統合する構想を発表しました。

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ドイツでは退役するタイガー攻撃ヘリの代わりも務めるH145M(画像:エアバス)

 これは、ドイツのクォンタム・システムズと共同で進めるプロジェクトで、現代の非対称型航空脅威に対抗するため、機動性と即応性に優れたソリューションを軍に提供するという両社共通の理念に基づくものです。この取り組みはまずH145Mをベースに進められますが、将来的には欧州各国で運用されるさまざまな機種への搭載も視野に入れているようです。

 エアバス・ヘリコプターズが公開した画像によると、ヘリコプター側面に迎撃ドローンとみられる装備が搭載されています。自爆ドローンや偵察ドローンを撃墜するため、対空ミサイルのような形で迎撃ドローンを空中発射する方式とみられます。

 この戦法はすでにウクライナ軍がロシア軍のドローンに対して試験的に導入しており、輸送機から発射された迎撃ドローンによる撃墜例も報告されています。空中から発射することで、迎撃ドローンを目標付近まで効率的に運搬できるため、地上発射方式と比べて撃墜率の向上が期待されています。

 また、迎撃ドローンの価格は1機あたり約3万ドルとされており、安価なものでも1発あたり約50万ドルとされる空対空ミサイルを使用する場合と比べて、はるかに優れたコストパフォーマンスを実現できる可能性があります。

 エアバス・ヘリコプターズは今回のクォンタム・システムズとの共同プロジェクトについて、「軍用ヘリコプターの運用能力の幅をさらに拡大する重要な一歩であり、搭乗員が無人機による脅威に対して空域を効果的に管理できるようにする」と説明しています。

 なお、H145MのベースとなったH145は、日本の川崎重工業とMBB(現:エアバス・ヘリコプターズ)が共同開発した中型双発ヘリコプターです。救急医療、消防・防災、警察、報道、人員輸送、物資輸送など幅広い分野で運用されています。

【画像】た、確かにH145Mに迎撃ドローンが装備されている! これが、装備例です

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