ついに出る「5両編成の」6020系! 各駅停車の車両を置き換えへ 減りゆく銀色の東急車両

東急電鉄は2025年夏以降、大井町線へ5両編成の6020系電車を導入します。

2025年夏以降の導入

 東急電鉄は2025年夏以降、大井町線へ5両編成の新型6020系電車を導入します。6020系は現行で、同線の急行列車用車両として7両編成のみが在籍しており、各駅停車は古参車両で5両編成と使い分けられています。

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東急6020系電車。現行は7両編成で、大井町線の急行列車として運行される(乗りものニュース編集部撮影)

 6020系は、5両編成の9000系電車と9020系電車を置き換えます。導入数は90両(18本)。全ての各駅停車用車両が順次、更新されます。

 車内には、快適性を高めるために空気清浄機が設置され、座席は背もたれの高いハイバック仕様に。また、ドア上には多言語に対応したデジタルサイネージが設置され、案内のほかニュースや天気予報なども提供されます。

 車両機器の状態を常に監視できる大容量情報管理装置も採用。これにより車両故障の未然防止を図り、運行のさらなる安定化を実現するといいます。また、低騒音型の主電動機や駆動装置は、9000系および9020系と比べ静かになるほか、使用電力の削減にも寄与します。

 6020系の増備により、東急電鉄の一時代を築いた「銀色の車両」が、またひとつ姿を消すこととなります。

短くなった6020系の車内を見る(画像)

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