ニセコへ向けて南進 「後志道」が23日に延伸開通! 鉄道沿いに建設進む無料高規格道

後志道の余市IC~仁木IC間3.3kmが、2025年3月23日に開通します。

後志道が延伸

 後志道(しりべしどう)の余市IC~仁木IC間3.3kmが、2025年3月23日(日)16時に開通します。

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後志道の仁木IC付近(画像:小樽開発建設部)。

 後志道は札樽道の小樽JCTから南へ延びる高規格道路です。ルートは国道5号やJR函館本線の通称「山線」(長万部~小樽)沿いに計画されており、今回は2018年12月に開通した余市ICから1区間、延伸します。これにより、新千歳空港からの所要時間は92分から88分に、札幌市からは73分から69分に、それぞれ4分短縮するとのこと。

 余市はニッカウヰスキーの工場が有名ですが、仁木も含めた周辺では果樹園やワイナリーが点在し、観光の振興などにも期待がかかっています。国交省は余市町役場の声として、「高速道路が伸びて移動時間が短縮されると、余市町や仁木町等に立ち寄ってから、ニセコに来る観光客がより増えると思っており、後志地域全体の観光振興に繋がると期待しています」と紹介しています。

 後志道は、仁木ICから南の倶知安IC(仮称)まで事業中で、さらにその先のニセコIC(仮)までも「蘭越倶知安道路」として事業が進んでいます。

 ニセコICから南は事業化されていませんが、将来的には、道央道の黒松内JCTから分岐して黒松内ICに通じている「黒松内新道」と接続し、小樽・余市・倶知安・ニセコ経由の高規格道路ができる計画です。

 なお後志道は、小樽JCT~余市IC間は有料ですが、今回開通する与一IC以南は通行無料の道路として整備されます。

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