「羽田空港T2の新エリア」いよいよオープン!どう変わる? 「離れ小島の空港ビル」解消の効果とは
羽田空港で、ANAなどが乗り入れる「第2ターミナル」がより大きく変わります。ターミナル本館北側と、本館ビルとは直接繋がっておらず、搭乗待合室・搭乗口のみが館内に備わる「離れ小島の空港ビル」サテライトがつながります。
「沖止め」率も減少へ
羽田空港で、ANA(全日空)などが乗り入れる「第2ターミナル」が2025年3月19日に大きく変わります。ターミナル本館北側と、本館ビルとは直接繋がっておらず、搭乗待合室・搭乗口のみが館内に備わる「離れ小島の空港ビル」サテライトの間に新たなエリアが設けられ、2つの空港ビルがつながります。

これまでサテライト搭乗口から乗降する場合、利用者はいったん第2ターミナル本館で保安検査を通過したのち、専用のゲートからバスでサテライトに向かう必要があり、そこから搭乗橋を使って飛行機に乗り込む方式が採用されていました。
19日から供用開始された新エリアができたことで、サテライトと本館を直接徒歩で行き来できるようになったことに加え、ターミナルから直接航空機へ搭乗できる搭乗口が5か所新設。このうち2か所は大・中型機の場合は1機、エアバスA320・A321・ボーイング737クラスの機体の場合は、同時に2機が駐機できる「固定橋マルチ運用搭乗口」となります。なお、今回のターミナル改修は、将来の航空需要拡大への対応や旅客利便性のさらなる向上を見据えたものとのことです。
なお、新エリアには第2ターミナル保安検査通後のエリアでは初めてコンビニエンスストア「セブン・イレブン」がオープン。このほか、飲食店として寿司店の「又こい家」も入居します。搭乗待合室には、本館で多く見られる数人掛けの長椅子に加え、一部エリアにはサテライトで導入されているようなソファや、リクライニングチェアなども設置されています。
なお新エリアのオープンにより、ANA国内線におけるバス利用便は、出発・到着ともに1日あたり4割から2割程度にまで減少する見込みとのことで、より多くの便がターミナル直結で乗り降りできるようになります。
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