「日本一短い本線」廃止届を提出へ 徐々に短縮ついに14km… 代替交通も概ね合意

JR北海道は2025年3月28日(金)、留萌本線の鉄道事業廃止届を、国土交通大臣宛てに提出したと発表しました。

最終運行は2026年3月31日

 JR北海道は2025年3月28日(金)、留萌本線の鉄道事業廃止届を、国土交通大臣宛てに提出したと発表しました。いわゆる廃線化については2022年8月、すでに沿線自治体と合意済みでしたが、このたび代替交通についても概ね合意に至ったことから、廃止届を提出したとしています。

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JR留萌本線のキハ54形ディーゼルカー(柘植優介撮影)

 留萌本線は、深川駅(深川市)と石狩沼田駅(沼田町)を結ぶ14.4kmの路線です。元々は増毛駅(増毛町)までを結んでいましたが、段階的に廃止され、同線は現在「日本一短い本線」となっています。なお、鉄道事業の廃止は2026年4月1日(水)に予定されています。

 代替交通はバス19本(路線バス18本、貸切バス1本)が計画されています。内訳は深川~石狩沼田間の道北バス8本(土休日7本)、明日萌観光バス1本(土休日0本)、深川市民病院~石狩沼田間の空知中央バス10本(土休日6本)です。

 道北バスは、既存の路線バス停留所を絞り速達便(停留所5か所程度)として運行するほか、朝の1便を深川西高校へ乗り入れるとしています。

【画像】これが代替となる「新しい交通体系」のイメージです

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