珍しいっ!! 日本最大級のバイク見本市で超目立っていた“全っ然知られてないイタリアメーカー”とは 実は「マシンガンの名門!?」
2025年3月末に開催された「第52回東京モーターサイクルショー」は、多くのイタリアメーカーが欠席するなか、ベネリがフルラインナップで出展していました。ただ、日本では知名度はイマイチ。どんな歴史を持つメーカーなのでしょうか。
日本上陸が待ち遠しいモデルも
そして、ベネリ伝統の名を冠しているのが「レオンチーノ250」と「125」です。イタリア語で「小さなライオン」を意味する車名がつけられたこのバイクは、スクランブラーにカテゴライズされているものの、ルックスと乗り味はストリートファイター寄りで、クロスオーバー的な性格のバイクといえるでしょう。軽い車体に軽快なエンジンと搭載しているため、誰でも気軽にスポーツライディングを楽しめます。

「レオンチーノ250」には派生モデルとしてアドベンチャーバイクの「TRK251」があり、さらには本格的なオフロードもこなせるアドベンチャーバイクとして「TRK502X」もラインナップされています。
ベネリのバイクはスタイリッシュなイタリアンバイクでありながら、リーズナブルな価格設定に魅力があります。また、穏やかなキャラクターのバイクが多く、初心者からベテランまで誰もが楽しめるユーザーフレンドリーなバイクであることが特徴です。
今回の「東京モーターサイクルショー」では、2024年11月にイタリア・ミラノで開催されたEICMA(エイクマ)で発表され、ヨーロッパ中の話題となった「レオンチーノ・ボバー400」の展示は叶わず、現行販売されるモデルの展示のみとなりました。とはいえ、プロトの説明員にハナシを聞くと「来年のショーには必ず『レオンチーノ・ボバー400』を展示します!」と力強い返事でした。
400ccクラスの普通免許で乗れるクルーザーは、現在国内ではカワサキ「エリミネーター」シリーズしか存在しないので、Vツインエンジンを搭載する「レオンチーノ・ボバー400」が発売されれば、おそらく日本でも人気が出るのではないでしょうか。期待して待っていましょう。
Writer: 山崎 龍(乗り物系ライター)
「自動車やクルマを中心にした乗り物系ライター。愛車は1967年型アルファロメオ1300GTジュニア、2010年型フィアット500PINK!、モト・グッツィV11スポーツ、ヤマハ・グランドマジェスティ250、スズキGN125H、ホンダ・スーパーカブ110「天気の子」。著書は「萌えだらけの車選び」「最強! 連合艦隊オールスターズ」「『世界の銃』完全読本」ほか」に
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