まだ、アクアラインで渋滞してるの? 最大4倍の「スーパー変動料金」開始 待てば本当に空いているのか?現地で検証してみた

東京湾アクアラインの「時間帯別料金」が、より大きく差がつくよう改定されました。どう変化したのか、改定初日の周辺の状況を観察すると、混雑を避ける“最適解”が見えてきました。

下道の“いちばん混むところ”で張ってみた

 検証の方法はいくつか考えられますが、本線の渋滞長や通過所要時間による計測では、時間帯ごとの変化がわかりにくく、また「料金が変化する時間」を狙った利用者の動向が不明確となります。

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19時直前の観測地点の状況。右折レーンはアクアラインを目指すクルマで埋まっている(植村祐介撮影)

 そこで周辺施設を出てアクアラインに向かう利用者が集中するポイントのひとつ、千葉県道87号西行きが国道409号一般部と交わる交差点の右折レーンの渋滞長を観測することとしました。

 さて観測当日、この交差点を起点とする右折レーンの渋滞長は、通行料金が1600円の18時30分ごろは直進レーンまで伸び、さらに金田東交差点を超え、おおむね200mほどでした。これが18時40分すぎになると、クルマが減り、渋滞長は100mほどに短くなります。ところが18時50分くらいからは再び長くなり、19時直前には30分前と同じ200mくらいまで戻ってしまいます。

 この状況はしばらく続きますが、19時20分を過ぎると右折レーンに滞留するクルマがほぼいなくなり、クルマの流れはスムーズになりました。

 クルマが再び増えはじめるのは、通行料金が400円となる20時の直前です。右折レーンの渋滞は徐々に延びていき、20時ちょうどには100mほどの列が形成されました。

 この状況は、20時を回っても大きな変化はありません。そして20時20分くらい、徐々に右折レーンの渋滞は減りはじめたところで、現地での観測を終了しました。

 こうした現象から推測できるのは、まず「通行料金が1600円から800円となる19時過ぎの流入を狙って、多くの利用者が動くこと」、そして「その利用者が一巡するとアクアラインに向かうクルマはいったん少なくなるが、400円となる20時前には再び通行量が増加すること」です。

【マジで空くわ…】これがアクアライン“スーパー変動料金”の効果です(現地写真)

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