引退車両の保存も目指す! 南東北の三セクでPJ進行中 広く支援つのる
角田市が、阿武隈急行線の支援と引退車両の保存・活用プロジェクトにかかる「ふるさと納税」を実施しています。
8100形は2025年度に引退
宮城県南部に位置する角田市が、市内などを走る第三セクター鉄道・阿武隈急行線の支援と引退車両の保存・活用プロジェクトにかかる「ふるさと納税」を実施しています。

阿武隈急行線は1988(昭和63)年に全線が開通し、主に通勤や通学といった地元に欠かせない交通インフラとして機能してきましたが、近年は自然災害や新型コロナウイルス、人口減少により利用者が減少し、厳しい経営を強いられています。また、従来の8100形電車を新型のAB900形電車に順次置き換えており、8100形の保存・活用も行いたいとしています。
目標金額は3000万円。募集期間は2025年8月5日(火)までです。4月14日(月)正午前時点で658万円あまりが集まっており、達成率は21%。市は具体的な使い道として、鉄道施設の整備や修繕、新車両への更新、利用促進へ向けた取り組みを挙げています。
寄付に対する主な返礼品は、米や菓子など市の名産品のほか、家具や生活小物などです。市は「重要なインフラを守るため、みなさまのご支援をお願い致します」としています。
コメント