「KK線」本当の“最後の日”がスゴすぎた! 66年を凝縮 二度と見られない光景が出現
銀座の自動車道「KK線」の廃止から約2週間後、その「クロージングセレモニー」が開催されました。66年の歴史のなかでKK線を走ったであろう、クラシックカーも大集結。その中のあるクルマのオーナーに、子供たちも歓声を上げました。
KK線「66年の労をねぎらう」セレモニー
2025年4月5日に「廃止」となった銀座の自動車道「KK線」こと東京高速道路。その「リボーンセレモニー」が4月18日にKK線上で開催されました。

KK線は今後、自動車道から“人中心の空間”に生まれかわるべく再整備されます。東京高速道路の加藤 浩社長はセレモニーについて次のように話しました。
「66年間、自動車道として働いてきた歴史の幕を閉じる瞬間がついに来ました。これまで、廃止を惜しむ声、感謝の声をたくさんいただきました。そこで、KK線の労に報うために、このセレモニーを設けました」
セレモニーは「クラシックカーパレード」と「歩行者パレード」で構成。1959年に部分開通(61年全通)したKK線を66年間のあいだに走ったであろう、時代を代表するクラシックカーパレードで“自動車道としての最後”を彩りました。そして、近隣の泰明小学校児童や町会など地元の人々などによる歩行者パレードで“人中心の空間”への転換を象徴したのです。
集まったクラシックカーは、1958年に発売された「スバル360」から、1997年発売の初代「プリウス」までの16台。上下線の区別がなくなったKK線を幅いっぱいに使って走り、参加者はそれを、KK線の交通監視カメラを通じて大型ビジョンで“観戦”。モータースポーツの実況でおなじみサッシャさんのMCもあり、どこかサーキットにいるような感覚でした。
貴重な16台は個人所有のほか、トヨタ博物館や日産ヘリテージコレクション所有のものもあり全てピカピカの状態です。そのうちの1台、1989年式トヨタ「MR2」には、見覚えのある人が。
このMR2はクルマ好きで知られる「ロンドンブーツ1号2号」の田村 亮さんのプライベートカーで、助手席には「ハンバーグ師匠」こと「スピードワゴン」の井戸田潤さんが乗っていました。歩行者パレードを終えた泰明小学校の子どもたちが「あ…!」と2人に気づき、会場は一気にどよめきました。
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