突然来た! 青森県に米軍の超音速ジェット爆撃機が出現「しばらく留まるかも」な理由とは
2年前はB-1とB-52の両戦略爆撃機が同時に来日したことも。
三沢基地に米超音速爆撃機が派遣
アメリカ空軍は2025年4月18日、青森県の三沢紀基地に超音速爆撃機B-1B「ランサー」を展開させたと発表しました。

B-1Bはアメリカ空軍が運用する3種類の戦略爆撃機のひとつで、可変翼を装備して超音速での飛行も可能です。1980年代に配備され、当初は通常兵器だけでなく核兵器を搭載する任務も想定していましたが、冷戦終結後のアメリカの核兵器戦略が転換されたことに伴い、現在は通常兵器のみを搭載する長距離爆撃機として使われています。
B-1Bはこれまでにも在日米軍の基地に飛来したことがありますが、それは航空祭の参加や、経由地としての一時的な飛来のみで、今回のように日本国内の基地への「派遣」が公式に発表されるのは、極めて異例といえます。
アメリカ空軍では具体的な派遣期間は説明していませんが、部隊については「空軍将兵、支援装備からなるBTF:爆撃機任務部隊(Bomber Task Force)」と説明しており、これを鑑みると一定期間は三沢基地を拠点に活動するのではないかと推察されます。
日本では珍しいアメリカ空軍の爆撃機が、なぜ三沢基地に派遣されたのでしょうか。その理由は、発表に明記されていた前出の「BTF」にあります。
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