スカートの下のぞき込むようにパシャ! イベントの「カメラ小僧問題」邪魔者…と言い切れない場合も

クルマやバイクのイベントでマシンを彩るのがコンパニオンの女性たちです。ところが、そんな彼女たちを撮影するカメコの一部にマナー違反が見られ、問題になっています。この問題を解決する方法は果たしてあるのでしょうか。

立場で変わる コンパニオン撮影に関する不満とは?

 今回の「第52回東京モーターサイクルショー」では、出展メーカー側からも「コンパニオンを撮影するカメコはいつも同じ顔ぶれ」「バイクそっちのけで女の子だけを撮影するばかりで、本当に製品のPR効果があるのか疑問に思うこともある」という意見を聞きました。

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アニメ『新世紀エヴァンゲリヲン』とのコラボ製品を販売するバイクチェーンメーカーのD.I.D(大同工業)ではプラグスーツを模した衣装を着たコンパニオンを起用していた(山崎 龍撮影)。

 ショーに参加するコンパニオンは撮影に慣れており、写真を撮られることも仕事のひとつとして理解しているようです。とは言うものの、盗撮は論外として、極端なローアングルでの撮影は写真がどのように使われるのかがわからず、そのような撮影は決して彼女たちにとっても本意ではないはずです。

 なお、ほとんどのカメコは趣味として純粋に撮影を楽しんでいます。彼らからすれば「マナーを守って健全に撮影を楽しんでいるだけだ。トラブルを起こすのは一部であって、なぜカメコ全体が批判されなければならないのか?」と反論することでしょう。

 たしかに、自動車やバイク専門誌では、新型車とグラビアアイドルの組み合わせが表紙を飾ることがあり、マシンと美しい女性のコラボレーションは魅力的な被写体として昔から用いられてきた古典的な手法です。それを撮影したいというカメコの気持ちも理解できなくはありません。

 マシンと女性のコラボに多くの人が魅力を感じるからこそ、イベントの出展企業は集客力の向上と、テレビや雑誌などのメディアによる紹介を期待してコンパニオンを起用しています。

 事実、黙っていても多くの客が集まる大手メーカーよりも、新興メーカーや中小企業ほどコンパニオンの採用例が増えることからもそのことは明らかでしょう。

【画像】カメラの数スゲエな!! コンパニオンに群がる「カメコ」たち

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