「伊丹空港~大阪市街は鉄道一択や!」←当てはまらない!? その他にある“良コスパ”な移動手段とは

「鉄道はハードだけど安い、バスは楽だけど高い」――。東京近郊に住む人はそのような印象を受けますが、その法則が当てはまらない場所があります。それが伊丹空港です。

「伊丹空港から大阪都心」バスが実は最強説?

 また蛍池駅での乗り換えは、3Fレベルから1Fレベルへ、高低差のある移動が必要です。阪急の大阪梅田駅からは、大阪メトロ御堂筋線への乗り換えは比較的近いものの、JR大阪駅まではやや距離があり、ここでも高低差を含む移動となります。

 では、大阪市内までバスで移動する場合は、どうでしょうか。じつは伊丹空港から大阪市内各所に向かうリムジンバスは、便数も多く、所要時間も短く、かつ運賃も鉄道に比べそれほど高くないという特徴があるのです。

 まずは梅田エリア、いわゆる“キタ”へのリムジンバスを見てみましょう。

 梅田エリアへは「阪急観光バス」「阪神バス」が運行を担当し、梅田に4か所設けられたバス停留所まで、おおむね30分で結びます。

 日中の時間帯の終着点となる「大阪マルビル」「新阪急ホテル」「ハービス大阪」は、いずれも梅田の中心街に近く、かつ地上であることから、梅田エリアの北側、かつ3Fレベルからの移動となる阪急利用に比べ、便利です。

 そして運賃は730円で、鉄道よりも割高(290円)ですが、蛍池駅での乗り換えの手間、大阪梅田駅からの高低差のある移動を考えると、その差額は許容範囲ととらえる人も多いのではないでしょうか。

 さらにリムジンバスの優位性が際立つのが、大阪市内のなんばエリア、いわゆる“ミナミ”への移動です。

 伊丹空港からなんば駅前までは「阪急観光バス」が運行を担当しますが、運賃はこちらも梅田エリアと同額の730円です。そして所要時間は経路の大部分が阪神高速道路を走ることもあり、直行便で30分、JR難波駅(OCAT)を経由する便でも35分という俊足です。

【写真】どう使う? これが「伊丹空港→大阪市街」良コスパな行き方全貌です

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コメント

1件のコメント

  1. 伊丹空港の門限が撤廃され、国際線が復活されたら普通鉄道で大阪市内を結ぶ路線の建設機運が高まるんだけどね。