60年現役 「大阪万博2回目やで!!」な関西の電車5選 “ドクターイエロー”的な使われ方も

1970年の大阪万博の頃に登場した電車のうち、現在の大阪・関西万博を迎えられた、つまり2度目の万博を経験している電車には何があるでしょうか。関西私鉄で5車種を挙げてみます。

リバイバル塗装された南海電気鉄道6000系

 南海6000系は1962(昭和37)年に登場した車両で、当時としては珍しく車体にステンレスを採用していました。特徴は、ステンレス車体ながらも丸みを帯びている点です。

 また、扉は1枚片開きを採用していますが、登場時こそ他社でも多く見られた方式だったものの、2枚両開きが主流となった現代では珍しい存在になったといえるでしょう。

 6000系はのちに冷房化や台車の交換、走行機器の改造などが施されており、登場から60年以上経った今も高野線で使用されています。2023年からは登場時の無塗装の姿を復刻した車両も運転されています。

神戸電鉄デ1100形・サ1200形

 神戸から有馬温泉などを結ぶ路線を運営している神戸電鉄では、デ1100形とサ1200形が2回目の大阪万博を迎えています。

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有馬温泉駅に停車中の神戸電鉄デ1100形(写真左)(柴田東吾撮影)

 どちらも1969(昭和44)年に登場した車両で、当時の神戸電鉄の車両規格を踏まえ、扉が片側2か所にあります。デ1100形は先頭車、サ1200形は中間車で、サ1200形の両端にデ1100形を連結した3両編成で使用されています。

 現代の神戸電鉄では片側3扉の車両が主流で、この車両が使用される際は2扉であることが案内されます。この車両も、後継車両が登場したことで数少なくなっていますが、2025年現在では4本が残っています。

「ドクターイエロー」的な、前回の万博を知る車両とは(写真)

Writer:

1974年東京都生まれ。大学の電気工学科を卒業後、信号機器メーカー、鉄道会社勤務等を経て、現在フリー。JR線の2度目の「乗りつぶし」に挑戦するも、九州南部を残して頓挫、飛行機の趣味は某ハイジャック事件からコクピットへの入室ができなくなり、挫折。現在は車両研究が主力で、技術・形態・運用・保守・転配・履歴等の研究を行う。鉄道雑誌への寄稿多数。資格は大型二種免許を取るも、一度もバスで路上を走った経験なし。

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