ソマリア・アデン湾のラーメンは超美味!? 女性初の護衛隊司令→いまは防大の訓練部長「ならでは」の悩みを激白

防衛大学校の訓練部長のポストに女性自衛官が就任しました。この訓練部長は、護衛艦の艦長や護衛隊司令、広報室長などを経験したベテランだとか。地方協力本部長時代から感じた広報の重要性については思うところがあるようです。

「食の力」は偉大でした

 防衛大学校の女子第一期生として入校し、いまは訓練部長として学生たちを見守っている東 良子海将補。今回は、女性初の護衛隊司令として参加した護衛艦「いかづち」での海賊対処任務や、自衛隊を外へと伝える「広報」というお仕事について、話をうかがいました。

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2025年5月現在、防衛大学校の訓練部長を務める東 良子海将補(乗りものニュース編集部撮影)。

 ソマリア沖アデン湾での海賊対処任務は、24時間体制での警戒と対応が求められる緊張感のある環境。最初は「なかなか気が抜けなかった」と振り返る東将補ですが、「でも慣れるものなんですよね」とサラリと語る姿には、ベテランならではの落ち着きを垣間見ました。

 ただ、治安や衛生の面から自由に上陸するわけにもいかず、リフレッシュの機会は少なかったそう。それでも、先任海曹たちが主導して餅つきなど歳時を大切にした行事が行われたり、腕自慢の給養員による美味しい食事が振る舞われたりと、隊員の士気を保つための様々な工夫に知恵を絞ってくれる「いかづち」に感謝していたそうです。

「ラーメンなんてスープから仕込んでそのつど麺を茹でるお店方式。隊員みな、ご飯の時間が楽しみで仕方なかったです」とちょっと得意げに笑う姿に、食の力と、それを支える仲間たちへの思いがあふれていました。

 ソマリア・アデン湾の任務では他国の艦艇と港を共有することもあり、自然と交流の機会が生まれたといいます。「言葉は違っても、任務に向き合う真剣さはどの国も一緒」と話す東将補。そういった体験を通じて、国際的な視野が広がったと感じたそうです。

 その後は、海上幕僚監部の広報室長として、2022(令和4)年度の国際観艦式にも関わることに。準備室のメンバーとしてフリートウィークの企画を担当し、タレントを招いたイベントや、各部隊の阿波踊り連を横浜に集めるなど、親しみやすい演出に力を入れたといいます。ふだんはなかなか見られない自衛隊員の姿を、楽しみながら知ってもらう機会にできたことが嬉しかったと語ってくれました。

【マンガを読む】防大のシンボル 高さ50mある給水塔にも登ってみた

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