なぜ消えた食堂車 変わったそのあり方

かつて新幹線や寝台特急、昼行特急など多くの列車に連結されていた食堂車。しかし現在は、全く異なる状況になってしまいました。その背景には、どんな理由があるのでしょうか。

食堂車が消えた理由は? 変わったそのあり方

 新幹線から食堂車の営業が終了したのは2000(平成12)年3月。100系「グランドひかり」の食堂車が最後です。

「グランドひかり」を運行していたJR西日本は、新幹線の食堂車を廃止した主な要因として、列車が高速化し、それにあわせるように食堂車の利用客が減っていったことを挙げます。

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2階に設けられた100系新幹線の食堂車。1階に厨房(ちゅうぼう)があった(2011年10月、恵 知仁撮影)。

 また、JR東海の初代代表取締役社長を務めた須田 寛さんも著書『東海道新幹線II』(JTBパブリッシング)のなかで、「新幹線のような長編成の場合最前後部の車両から出向くには往復300~400m揺れる車内を歩かねばならず、混雑時は移動そのものも容易ではなく時間もかかったので、列車がスピードアップされて旅行時間が減る中ではこのようなサービスは乗客のニーズに合わなくなってきた」と述べています。

 近年において「食堂車」は一般的な列車のものではなく、JR九州の「ななつ星in九州」といった豪華クルーズトレインや、西武鉄道の「西武 旅するレストラン 52席の至福」など観光列車のものになってきました。

 とはいえ「食堂車」、あり方は変わったとはいえ、車窓を眺めながら温かい料理を楽めるという魅力は、これからも不変でしょう。

【了】

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コメント

7件のコメント

  1. 食堂車があると旅行、旅、出張もワンランク上がる

  2. どんなに高くて不味くて不便でも、選択肢がなかったら選ばれる。

    存在するための本当の理由が解らんものは、他により魅力的な選択肢が出来たときに淘汰されるものなのですよ。

  3. 車内販売がなかなかやってこない新幹線や特急で、飲み物の自販機さえもなかったりメンテとかで動いてなかったりすると、駅で買えなかった自分を恨みたくなるときも。

    逆に自販機があるからと堂々と「車内販売はございません。」とアナウンスされたときに自販機の選択肢が異常に少ないのもちょっとガッカリする。

    せめて車内販売がない車両だけでも、飲料以外の自販機、パンとか菓子とか見たいに日持ちがしてカップ麺のようにややこしい配管などの要らないのを設置することを検討するくらいのことはしてもいいんじゃないかと思う。

    そして、ただでさえ小さくて種類が少ない電話の自販機でお茶だけで二つとか置いてるのを見た気がするんだけど、それはすぐに変えられると思うので、早速実行して欲しい。

  4. 混んでるときの食堂車は利用しづらかったですね。でも1度、座席に座れなかったとき、最初から食堂車狙いで運良く座れ、食事時でもなかったので、コーヒー1杯で東京から大阪まで、向かいで相席になった人と粘ったことがあります。外の通路でずっと待ってる人には悪いとは思ったけど。・・・回転率悪いよな、食堂車、いずれはなくなるかもな、って漠然と感じていました。1980年代のことです。

  5. 京都鉄道博物館に「ブルトレ」の食堂車が営業していますよ!!。

  6. 食堂車一両を旅客車両と置き換えれば80人からの客を余計に運べるということで旅客車への置き換えが進んだものである。

    つまらない時代になったものだ。

  7. 昭和50年だと「あさま」「ゆうづる」「はくつる」は食堂車🍽️ないぞ!😜

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