イギリス「史上最大の軍艦」が東京に来た! 日英VIPが相次いでコメント「次は日本の戦闘機が欧州に行くから」

東京国際クルーズターミナルに2025年8月28日、イギリス空母「プリンス・オブ・ウェールズ」が寄港しました。イギリス軍艦が東京港に入るのは12年ぶりとのこと。日本の首都に英空母が姿を見せた意義とは?

アイランドの前後分割 メリットは?

「プリンス・オブ・ウェールズ」は、英防衛大手のBAEシステムズ、バブコック、タレス、そして英国防省で構成されるACA(エアクラフト・キャリア―・アライアンス)が設計し、クイーン・エリザベス級空母の2番艦として2019年12月に就役しました。

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東京国際クルーズターミナルに接岸した空母「プリンス・オブ・ウェールズ」の艦上の様子。迷彩服姿の兵士はイギリス海兵隊所属、青い作業服姿はイギリス海軍だ(深水千翔撮影)。

 船体サイズは全長284m、最大幅73m、排水量約6万5000トン。外観上の特徴は前後に分かれた2つのアイランドと、スキージャンプ台とも呼ばれる左舷艦首部に置かれた上向きの傾斜ランプです。

 2つあるアイランドのうち、前部は艦船の航行と指揮を、後部は航空機のオペレーション管理を、それぞれ担っています。これは、作業スペースを確保し、それぞれの専門分野に集中させることで、航空機のアプローチや甲板への着艦といった、安全に任務を遂行する上で不可欠な作業を効率的に行えるようにした結果です。加えて、2つに分けることで飛行甲板の面積拡大や甲板上空の気流乱れの低減、下層デッキにおける空間配分の柔軟性向上といった効果も図っています。

 取材に応じたプリンス・オブ・ウェールズ艦長のウィリアム・ブラケット大佐は同艦について「イギリス海軍にとって最も大きく近代的で、最先端技術を使用している軍艦だ」と述べるとともに、「ここに来るまで長い航海を行っており、日本に寄港することで乗組員は本当に楽しむことができた。東京港で行われるイベントでは、『プリンス・オブ・ウェールズ』がどれだけ優れた能力を持っているかということを、東京の皆さんに示したいと思っている」と語りました。

 イギリスは、空母「プリンス・オブ・ウェールズ」が東京国際クルーズターミナルに6日間滞在することについて、両国政府や軍隊間の協力だけでなく、共通の民主的価値観に基づく両国民と地域社会との間に存在するつながりに基づく、日英関係の深さを示すものとしています。

 入港当日はドローンショーやブランドPRが行われたほか、29日と30日には大臣クラスも参加するパシフィック・フューチャー・フォーラム、31日は一般公開と艦内ツアー、そして9月1日は防衛・安全保障産業デーとさまざまなイベントが企画されています。

こうした日程をこなした後、「プリンス・オブ・ウェールズ」は9月2日に東京港を出て日本を離れる予定です。

【女性の水兵さんだ!】東京に来た空母「プリンス・オブ・ウェールズ」詳細をイッキ見(写真)

Writer:

1988年生まれ。大学卒業後、防衛専門紙を経て日本海事新聞社の記者として造船所や舶用メーカー、防衛関連の取材を担当。現在はフリーランスの記者として活動中。

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