空自「次期ステルス戦闘機」の巨大な実物大模型が登場 コックピットも再現! F-2の後継機に
日本とイギリス、イタリアの3か国が共同で進める次期戦闘機の開発計画「GCAP」の原寸大模型が、英国で開かれた防衛装備品の展示会「DSEI UK 2025」に出現しました。
英国で「次期戦闘機」実物大模型が展示
日本とイギリス、イタリアの3か国が共同で進める次期戦闘機の開発計画「GCAP」の原寸大模型が、英国で開かれた防衛装備品の展示会「DSEI UK 2025」に出現しました。鈴木浩・駐英大使は2025年9月10日、この模型を自身のXで紹介しました。

GCAPは、航空自衛隊が運用するF-2戦闘機と、イギリス・イタリアの両空軍が配備している「ユーロファイター・タイフーン」戦闘機の後継となる新戦闘機を共同で開発するプロジェクトです。三菱重工やIHI、三菱電気などの日本企業が参画しており、2035年頃からの導入が想定されています。
「DSEI UK 2025」に展示された「GCAP」の模型はかなり大型で、コックピット部分まで再現されたものとなっており、搭乗することも可能なようです。
防衛省は来年度予算の概算要求に、次期戦闘機の開発費用として2066億円を計上。必要な資金を「GCAP」を管理する国際機関「GIGO」に拠出し、機体及びエンジンの共同設計などを実施するほか、各種の性能確認試験を行うために必要な準備も行うとしています。
加えて、次期戦闘機と連携する無人機の研究開発には49億円を充て、AIを活用し、自律的な状況認知や飛行を可能とする連携無人機の構想設計を行う方針を示しています。
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