史上初! 自衛隊の戦闘機を欧州の中核国へ 複数の空中給油機も同行 その目的は?

航空自衛隊は2025年9月12日、戦闘機を含む航空部隊で北米およびヨーロッパを訪問すると発表しました。

F-15戦闘機を始め総計8機で5か所を訪問

 航空自衛隊は2025年9月12日、戦闘機を含む航空部隊で北米およびヨーロッパを訪問すると発表しました。

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航空自衛隊のF-15J戦闘機(画像:航空自衛隊)。

 期間は9月14日(日)から10月1日(水)までで、アイルソン空軍基地(アメリカ)、グースベイ空軍基地(カナダ)、コニングスビー空軍基地(イギリス)、ブライズ・ノートン空軍基地(同)、ラーゲ空軍基地(ドイツ)の4か国5か所を訪問するとしています。

 派遣されるのは、第2航空団(千歳基地)のF-15戦闘機4機、第1輸送航空隊(小牧基地)のKC-767空中給油・輸送機1機、第2輸送航空隊(入間)のC-2輸送機1機、そして第3輸送航空隊(美保)からC-2輸送機とKC-46A空中給油・輸送機が各1機(計2機)の総計8機、人員約180名とのこと。

 自衛隊の戦闘機がヨーロッパに派遣されるのは初めてで、防衛省では「欧州・大西洋およびインド太平洋の安全保障が相互に連関しているとの認識のもと、各国との相互理解の深化を図る目的で隊員を派遣する。今回は親善が目的のため、訪問先での共同訓練は実施しない」と説明しています。

 なお、イギリスのヒーリー国防大臣が8月下旬に来日した際、空自戦闘機がイギリスなどに展開するだろうと、先んじて言及していました。

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