「1周しない山手線」「横浜駅まで行かない横浜線」まだある首都圏「残念な行先」路線!それぞれがもつ複雑なワケとは
乗りものニュースでは読者アンケートを実施。首都圏の路線を中心に「残念な行先」に関する意見が多く挙がりました。それぞれ何が「残念だ」と感じさせるのでしょうか。
1周しない山手線に注意!
「残念な行先」の代表格ともいえる山手線「大崎行き」は、第7位(7票)に入りました。

「あと一駅で品川であり、東海道新幹線、東海道線、京浜東北線、京急線に乗り換えができるのに」(50代・男性・首都圏在住)
「酔っていると気づかず乗ってしまう」(50代・男性・首都圏在住)
「大崎行き」は外回り・内回りの両方向で設定されていますが、終点になる理由は駅に隣接して「東京総合車両センター」が設けられているためです。ここに車両を入れるため終点になっているのです。しかし、隣駅がターミナルの品川という点が“残念さ”を際立たせています。
新宿駅の時刻表を見ると、池袋・上野方面の外回りでは23時台の約半数が「大崎行き」に設定されています。「山手線は必ず一周するだろう」と思い込んで乗車したところ、大崎駅で運転を打ち切られ戸惑う人も少なくないようです。
こうした「大崎止まりの山手線はいらない」という不満から、「おうさき」というキャラクターまで生まれたほどです。
なお、山手線には大崎の車庫へ入る「大崎行き」のほか、「品川行き」や池袋の車両基地を利用する「池袋行き」も存在します。しかし、「品川行き」「池袋行き」が“残念”とされないのは、他路線との乗り換えが豊富であることや、駅そのものに魅力があるからかもしれません。
「新宿駅において平日20時51分発の高尾行きを逃すと、55分発豊田行き、21時2分発青梅線直通青梅行き、5分発通勤快速青梅行き、8分発立川行きと続くため、立川以西の八王子・高尾方面へ向かおうとすると、しばらくたどり着けません。」
新宿駅21:05発通勤快速青梅行は立川で新宿駅20:51発高尾行に連絡するので、「しばらくたどりつけません」などということはないです。
全列車ではないですが、青梅特快青梅行や通勤快速青梅行は国分寺や立川で高尾行に連絡するので、立川から先八王子方面に行くのであれば青梅行でも通勤快速や青梅特快に乗ったほうがいいです。
“途中駅で乗り換えをしない縛り”なら、「駅によっては豊田行き、青梅行き、立川行きのような順番でやってきて、いつまで経っても八王子に行けないことがある」かもしれませんが・・・。
>例えば新宿駅において平日20時51分発の高尾行きを逃すと、55分発豊田行き、21時2分発青梅線直通青梅行き、5分発通勤快速青梅行き、8分発立川行きと続くため、立川以西の八王子・高尾方面へ向かおうとすると、しばらくたどり着けません。
そんなことありませんよ!
21:05の通勤快速青梅行きに乗れば、先行していた高尾行きに、立川で追いついて乗り継ぐことができます。
でたらめニュースでは困りますね。素人さんでしょうか?
この通勤快速青梅行きは、三鷹で1本前に先行していた青梅行きに、国分寺で2本前に先行していた豊田行きに、立川で3本前に先行していた高尾行きに接続するよう、ダイヤが組まれています。