「1周しない山手線」「横浜駅まで行かない横浜線」まだある首都圏「残念な行先」路線!それぞれがもつ複雑なワケとは

乗りものニュースでは読者アンケートを実施。首都圏の路線を中心に「残念な行先」に関する意見が多く挙がりました。それぞれ何が「残念だ」と感じさせるのでしょうか。

1周しない山手線に注意!

「残念な行先」の代表格ともいえる山手線「大崎行き」は、第7位(7票)に入りました。

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JR山手線(画像:写真AC)

「あと一駅で品川であり、東海道新幹線、東海道線、京浜東北線、京急線に乗り換えができるのに」(50代・男性・首都圏在住)

「酔っていると気づかず乗ってしまう」(50代・男性・首都圏在住)

「大崎行き」は外回り・内回りの両方向で設定されていますが、終点になる理由は駅に隣接して「東京総合車両センター」が設けられているためです。ここに車両を入れるため終点になっているのです。しかし、隣駅がターミナルの品川という点が“残念さ”を際立たせています。

 新宿駅の時刻表を見ると、池袋・上野方面の外回りでは23時台の約半数が「大崎行き」に設定されています。「山手線は必ず一周するだろう」と思い込んで乗車したところ、大崎駅で運転を打ち切られ戸惑う人も少なくないようです。

 こうした「大崎止まりの山手線はいらない」という不満から、「おうさき」というキャラクターまで生まれたほどです。

 なお、山手線には大崎の車庫へ入る「大崎行き」のほか、「品川行き」や池袋の車両基地を利用する「池袋行き」も存在します。しかし、「品川行き」「池袋行き」が“残念”とされないのは、他路線との乗り換えが豊富であることや、駅そのものに魅力があるからかもしれません。

【乗り換え案内よく見て!】これが首都圏の「残念な行先」です(画像)

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