各駅停車で385km、8時間21分「日本一長い鈍行」 ひとつはもう乗れない可能性

その多くは、走行距離や運行時間がそれほど長くない普通列車。しかしなかには、新幹線や特急列車並みに「長い」列車も存在します。ですがそのひとつにはもう、乗ることはできないかもしれません。

日本最長距離を走る普通列車は途中82に停車

 現在、普通列車の多くは運行区間がそれほど長くなく、したがって運行時間も短いですが、全国には、新幹線特急列車に匹敵するほどの長い距離、また長い時間、走る普通列車も存在します。

最長距離の369Mなど、山陽本線の岡山・広島地区で普通列車に使われている115系電車(2014年12月、恵 知仁撮影)。

 2016年10月現在、走行距離がもっとも長い定期普通列車は、山陽本線の岡山駅から下関駅(山口県下関市)まで走る「369M列車」です。岡山駅を16時17分に出発し、福山、広島、新山口など途中の82駅すべてに停車。終点の下関駅へは23時50分に到着します。移動距離384.7km、所要時間7時間33分です。ちなみに東京駅から在来線で西に向かうと、名古屋駅までで366.0kmあります。

 山陽新幹線で369Mと同じくらいの時刻、16時12分に岡山駅を出発すると、下関駅から在来線で2駅先にある北九州市の小倉駅へ、早くも17時43分に到着できます。

369Mは岡山駅から下関駅まで、山陽本線を384.7km走る(国土地理院の地図を加工)。

 369Mに岡山駅から下関駅まで乗ると、運賃は6260円。普通列車が1日乗り放題の「青春18きっぷ」は1日(回)あたり2370円(2016年夏現在)ですから、この列車1本を乗り通すだけで元が取れてしまう計算です(「青春18きっぷ」は1日(回)分だけの購入は不可)。

 乗車は長時間に及びますが、途中の徳山駅(山口県周南市)では33分間停車(21時27分着、22時00分発)。腰を伸ばしたり、気分転換をしたり、遅い夕を調達したりといったことはできそうです。

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コメント

2件のコメント

  1. 飯田線や上野東京ライン(熱海-黒磯間)も長い!と思っていましたが、上には上がありましたね。
    でも、停車駅数では飯田線が一番(上り544M、上諏訪-豊橋間96駅)かと思います。

  2. 普通で長距離長時間乗車。良いですよね。
    なかなか難しい設定だとは思いますし、こういう列車が今後増えるとは考えにくいですが
    せめて現存する列車だけでも時間つくって乗り通しておきたいです。
    長距離普通と言えば、子供の頃上野駅で到着夜行の写真撮りに行った帰りに松戸まで乗車した客車列車が青森行き鈍行でしたけれど、今臨時ででも蘇ることがあったら最優先で乗りに行きたい。