国内屈指の「離着陸が難しい空港」に空自の巨大輸送機が出現 埼玉から支援物資を空輸
台風22号の被害を受けた東京都の八丈島へ、航空自衛隊のC-2輸送機による物資輸送が行われました。
台風の被害を受けた八丈島空港に物資を空輸
陸上自衛隊の第1師団は2025年10月13日、台風22号の被害を受けた東京都の八丈島へ、航空自衛隊のC-2輸送機による物資輸送が行われたと発表し、公式Xでその様子を公開しました。

台風22号の影響で、東京都は練馬駐屯地に司令部を置く陸上自衛隊の第1師団に対し、支援物資の輸送を要請。これを受けて、陸上自衛隊第1後方支援連隊の特大型車両など10両が、大田区や立川市から入間基地(埼玉県入間市)へ支援物資を輸送しました。
入間基地では、航空自衛隊の第3輸送航空隊に所属するC-2輸送機が段ボールベッドや携帯トイレ、毛布、ブルーシートなどを積み込み、八丈島空港へ輸送しました。
C-2は、航空自衛隊では最新・最大の輸送機です。先代のC-1輸送機に比べて大幅に能力が向上し、航続距離は約4倍、搭載貨物量が約3倍となっています。今回の被災地支援でも、その能力が発揮された形です。
なお、八丈島空港は風の流れが非常に複雑で、風速は低くても気流が安定しない、離着陸が非常に難しい空港としても知られています。
何処かの首相は「C-2よりC-17を選ぶべきだ」と言及したかと認知していますが、いかにC-17の地上機動力が良くても滑走路には最大着陸重量制限があるの知らないと言う事です。