日本一低いJR駅は日本一高いJR駅? そのワケとは
日本一低い所にあるJR駅は日本一高い?
そして現在、もっとも低い所にあるJRの駅は、なんと東京駅です。レンガ造りの駅舎や地上にずらっと並ぶ在来線と新幹線のホームが印象的ですが、低いのは地下にある京葉線ホームで、海抜マイナス29.19mです。
かつて東京駅から2駅隣の総武本線・馬喰町駅(東京都中央区)が、1972(昭和47)年の開業以降「国鉄で一番低い駅」を名乗っていましたが、のちに高さが海抜マイナス27.14mに修正されたり、青函トンネルの海底駅開設などがあったりしたことなどから、現在は「日本一」とは言えません。
ただ「海抜がよりマイナス」ではなく、「より地中深い」JR駅は、東京駅ではありません。実は山の中にあります。JR上越線の土合駅(群馬県みなかみ町)です。上り線ホームは地上にありますが、下り線ホームがあるのは地中を行くトンネルの内部。標高653.7mの場所にある地上の駅舎から、長い階段を10分ほど歩いて下りた先の地中に、標高583mの下り線ホームがあります。地上にある駅舎との標高差は70.7mです。
ちなみに、日本一低いJR駅である東京駅は、到着する列車の多くが上り列車であることから、なぞなぞ的に「日本一高い駅」ともいわれます。
【了】
タイトルで想像はついていたけど、まさか京葉東京が一番深い駅になろうとは。
到着する列車が全て上り列車になる駅は武豊線の武豊駅もそうである。
名古屋を出て終点武豊に向かう列車はすべて上り列車である。