「あなたは逆走」誤進入車に“グサッとくる”物理対策ついに導入へ 高速道路188か所で重点整備
NEXCO東日本、中日本、西日本と阪神高速道路、本四高速の5社が2025年11月14日、「逆走」への重点対策箇所についての方針を発表しました。5社合計188か所について実施計画が策定されています。
社会問題の「逆走」に抜本対策なるか
NEXCO東日本、中日本、西日本と阪神高速道路、本四高速の5社が2025年11月14日、「逆走」への重点対策箇所についての方針を発表しました。5社合計188か所について実施計画が策定されています。
社会問題となっている高速道路での逆走について、国が設置した委員会での報告を踏まえ、視覚的・物理的対策を強化します(首都高は該当箇所なし)。
たとえばNEXCO東日本では、重大事故発生(5施設)、複数回逆走発生(16施設)、平面交差構造(49施設)の計65か所を選定。2024年8月、2025年4月と相次いで痛ましい逆走死傷事故の発端となった黒磯板室IC(栃木県那須塩原市)などは2025年度中に、他の箇所も2028年度までに対策が施されます。
対策は現場の条件によって異なります。「あなたは逆走」などと書かれた看板や路面ペイントなどによる視覚的対策のほか、路面に設置する「路面埋込型ブレード」「ウェッジハンプ」といった物理的対策も一部で導入されます。
路面から連続的に突起が露出する「路面埋込型ブレード」は、海外で採用されている逆走車のタイヤを即座にパンクさせて動きを停める装置にも似ていますが、「誤車両に対して衝撃を与えることで、視覚的対策と合わせて逆走に気づかせる装置」と説明されています。





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