非公開の東京メトロ「10番目の路線」へ 「シークレットツアー」に潜入

電車の運転は「意外とカンタン」?

 続いて「シミュレータ・車両教材室」へ。ここでは運転士や車掌の仕事を、シミュレーターを使って体験します。

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7000系電車の運転台を使ったワンマン運転のシミュレーター。運転台にあるボタン操作で、電車の運転からドア開閉まで可能(2016年12月4日、中島洋平撮影)。

 まず、有楽町・副都心線を走る7000系電車の運転台を使ったワンマン運転のシミュレーターを体験。東京メトロのワンマン運転車両にはATO(自動列車運転装置)が搭載されており、運転は、手元にある「ATO出発」と記されたふたつのボタンを同時に押すだけ。次の駅で停止するまで、全て自動で走行します。手元にはドアの開閉ボタン、発車メロディや放送を流す乗降促進ボタンもあり、運転席上のモニターでホームの様子を確認しながら一連の動作を行います。

 参加者からは「意外とカンタン!」という声が。しかし今回のシミュレーターは、何もトラブルが起きないプログラム。有事にはすべてひとりで対応せねばならず、さまざまな判断が求められるのだそうです。

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