ロシア軍の「悪名高い無人機」の保管庫が破壊される ウクライナが“波状攻撃”の様子を公開
ウクライナ国防省は2025年12月16日、ロシア軍のドローン用保管施設を攻撃した映像を公開しました。
ミサイルと同じレベルの脅威
ウクライナ国防省は2025年12月16日、ロシア軍のドローン用保管施設を攻撃した映像を公開しました。
この攻撃は2025年12月14日、ロシアの勢力圏内にあるドネツク(ドネツィク)市で、シャヘド型攻撃ドローン用の保管庫および弾薬庫を対象として行われました。ウクライナ第14無人航空システム連隊のドローンオペレーターが実施したとされています。
攻撃は自爆ドローンによって複数回にわたり行われたようで、機体が施設に突入する映像のほか、突入後に炎上した建屋に対し、さらに追加攻撃を加える様子も確認できます。
イランから購入したシャヘド136や、ロシア生産型であるゲラン2などのシャヘド型攻撃ドローンは、自律的にスウォーム(群体)行動を行う推進式自爆ドローンに分類されます。これらはウクライナの前線基地だけでなく、後方のインフラ攻撃にも使用されています。
インフラ攻撃では、多数のシャヘドと少数の巡航ミサイルを組み合わせた攻撃が行われることが多く、2025年11月だけでも約5400機が攻撃に使用されたともいわれています。
これらのドローンは、ミサイルと同様にウクライナにとって大きな脅威となっています。第14無人航空システム連隊は今回の攻撃について「ウクライナの都市や前線陣地を攻撃する能力を低下させることが目的だった」と説明し、「これらの倉庫から供給される武器が、ウクライナの都市を恐怖に陥れたり、我々の陣地を攻撃したりすることは、もはやないだろう」と述べています。





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