「2030年代の鉄道新線」が続々と本格始動! 一方で「そんな事故起こるの!?」が多発 鉄道の2025年
2025年は、コロナ禍を経て社会経済活動がすっかり正常化。鉄道業界もインバウンドなど定期外利用は完全に回復し、2030年代を見据えたプロジェクトが各所で本格的に始動しています。そんな2025年の鉄道を振り返ります。
事故やトラブルも続いた
そして残念ながら今年も様々な事故、トラブルが発生しました。特に近年、相次いで輸送障害が発生しているのが東北新幹線です。3月6日に東北新幹線「はやぶさ」と秋田新幹線「こまち」の連結器が走行中に外れて分離し、緊急停車するトラブルが発生しました。
前年9月にも同様のトラブルが発生しており、その列車から取り外した制御盤を載せ替えたのが今回の当該編成でした。JR東日本は装置そのものに問題があった可能性が高いとして、分割スイッチの改修を進める方針です。
6月17日には山形新幹線の新型車両「E8系」の補助電源装置に不具合が発生し、4編成が走行不能となりました。7月末までE8系の単独運転を中止し、運転本数を減らして福島~山形・新庄間で折り返し運転を行い、夏休み輸送に影響が出ました。
JR東日本は7月1日に新しいグループ経営ビジョン「勇翔2034」を発表し、すべての人にとっての「安心」を事業の基盤に位置付けましたが、東北新幹線では2024年以降様々なトラブルが相次いでいるのが実情です。今後、結果で示す必要があるでしょう。





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