「あれ、従来車も変わってる…」新型デビュー間近の「京王」で進んでいた“異変”3選

京王線の新型2000系電車の営業運転開始が控えた京王電鉄。実は従来の車両も、少し変わったものが登場しています。今回は京王線・井の頭線の車両で見られる「異変」を三つ紹介します。

昔の色に戻った京王線

 京王電鉄が2026年1月31日に新型2000系電車の営業運転を開始する予定です。これで京王線の景色が大きく変わりますが、従来の車両も、少し変化が生まれています。

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「京王7000系復刻塗装車両」の7728編成。営業運転開始前日の姿で、撮影会の装飾として前車号の7714と標記されている(柴田東吾撮影)

 京王線の電車は、銀色の車体に赤と青のラインを添えたデザインが基本ですが、2025年10月からアイボリーにエンジ色のラインを巻いた車両が運行されています。これは、京王線の昔の姿を復刻したものです。

 復刻したのは、7000系電車の7728編成です。車体の色をはじめ、車体側面のナンバープレートも登場当時の書体に戻しています。さらに、社名の標記も「KEIO」から旧社名の京王帝都電鉄(Keio Teito Electric Railway)の略称「K.T.R」に戻しています。

 京王7000系は1984(昭和59)年の登場以来、現在までに車体色が何度か変わっています。登場当初の前面はアイボリーではなく、銀色のままでした。また、前面の下部に取り付けられているスカートと呼ばれる覆いもありませんでした。

 今回復刻された「京王7000系復刻塗装車両」は1990年代の姿です。厳密には、エンジ色のラインなどが帯シールで表現されているため塗装ではありませんが、便宜的に「塗装」としているようです。

【違い分かる?】顔つきが微妙に変わった井の頭線(写真)

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