「寝過ごしたら“詰む”」駅はどこ?かつて存在した“恐怖の行先”とは? 「あと1駅が危険」という“格言”

乗りものニュースでは読者アンケートを実施。寝過ごさないために、終電間際の利用者はどんな工夫をしているのでしょうか。

寝過ごさないための策はあるのか

 終電で寝過ごさないための工夫について意見を募集したところ、多くの回答が寄せられました。

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湘南新宿ライン(画像:写真AC)

「座席が空いても座らない」(60代・男性・首都圏在住)

「眠い時は立っておく」(10代・男性・近畿在住)

「いつもイヤホン(もしくはヘッドホン)をつけて降りる駅が近づいたらアラームが鳴るようにしている」(10代・男性・首都圏在住)

 座席に座ると寝てしまうことが多いことから、疲れていてもあえて立ったままでいるという意見が多く見られました。また、目的駅までの所要時間を基準に、自分なりの目安を設けて座るかどうかを判断するという声もあります。寝ないための工夫としては、スマートフォンでゲームや動画を視聴する、アラームを設定するといった対策も挙げられました。

 さらに、「特に金曜日夜は遅延が多いため、遅延で途中駅だった場合には所要時間鑑みてアラームをセットし直す」(30代・男性・首都圏在住)というように、遅延発生時にはその都度アラームを調整することで、寝過ごしを防いでいるという意見もありました。

 乗車時の工夫についても、多くの声が寄せられています。

「遠い終点の行き先の電車には乗らないようにしている」(20代・男性・首都圏在住)

「深夜は車庫に戻ったり留置線に入る車両が多いので行きたい駅の前後近くの行先に乗ること」(10代・男性・首都圏在住)

 終電間際には、留置線に入る列車が増えることから、終点まで行かない「中途半端な行先」(例:京浜東北線・蒲田行きなど)の列車も多く設定されます。「寝過したときのダメージを低減する為」(20代・男性・近畿在住)と、あえてこうした列車を選ぶことで、仮に寝過ごしてしまっても、必要以上に遠くまで運ばれずに済むといいます。

 また、「カフェイン多めのコーヒーなどを飲むことで、乗車前から眠気を覚ましておく」(30代・男性・中部在住)という意見も寄せられました。一方で、寝過ごしの原因として特に多く挙がったのが飲酒です。

「だいたい酒飲んだ時に寝過ごしていたので程々に飲むか、酔いを覚まして寝ないようにしています」(60代・男性・首都圏在住)

「お酒を飲んだら手の打ちようがないと思ってます。寝過ごさないという気合だけです」(50代・男性・北関東在住)

 飲酒量を抑える、こまめに時間を確認する、早めに切り上げるといった対策を講じる人がいる一方で、「気合」で乗り切るという意見まで、対策はさまざまです。想定以上に飲んでしまった場合には、ある程度酔いを覚ましてから乗車することで、寝過ごしを防いでいるという声もありました。

「あと1駅が危険」(60代・男性・首都圏在住)

「目的地の近くまで来ても気を抜かない」(60代・男性・首都圏在住)

 寝過ごし経験者によれば、目的駅が近づいたことで安心し、気が抜けてしまった結果、そのまま通過してしまったケースも少なくないといいます。終電では、最後の最後まで注意が必要といえそうです。

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